2回戦@ベルーナドーム 広島0-5埼玉西武 森下投手5回に炎上5失点で3敗目。打線はわずか4安打で西武隅田投手にマダックスを献上。早くも11度目の完封負け。

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【広島】森下暢仁が今季ワースト5回5失点「点取られたところでもう少し粘り強く投げられたら」

6/12(水) 22:03配信


日刊スポーツ

西武対広島 5回裏に5失点しベンチで浮かない表情の広島先発の森下(撮影・滝沢徹郎)

<日本生命セ・パ交流戦:西武5-0広島>◇12日◇ベルーナドーム

 連続無失点投球を続けていた広島先発の森下暢仁投手(26)が、今季ワーストの5回5失点で3敗目を喫した。

 4回まで1安打投球も、5回に暗転。2死三塁から元山に先制打を許すと、さらに3本の適時打を含む4安打を浴びた。24イニングぶりに喫した失点は大量5失点。ビッグイニングに「点を取られたところでもう少し粘り強く投げられたら」と猛省した。打線は西武隅田の前に4安打無得点。今季11度目のゼロ封負けとなった。

 ▽広島新井監督(マダックスを許した打線に)「こちらも森下で先制点をというプランで入ったけど、いい投手にいい投球をされた」






森下投手を責める訳にはいきませんね。序盤に得点圏にランナーを送り込みながらも、あと1本が出なかった打線に責任がありますね。

スタメンは1番センター秋山選手、2番セカンド菊池選手、3番ライト野間選手、4番サード小園選手、5番レフト末包選手、6番DH坂倉選手、7番ファースト佐藤選手、8番ショート矢野選手、9番キャッチャー會澤選手のオーダーを組みました。

西武の先発隅田投手に1回表、秋山選手は四球、菊池選手が送りバントで1アウト2塁も野間選手はセカンドゴロ、小園選手はレフトフライで先制できませんでした。

先発の森下投手は今季9度目の登板で、試合前まで5勝2敗、防御率1.16。前回の6月5日の日本ハム戦(マツダスタジアム)は8回を5安打無四死球の無失点で勝ち投手となり、自身2連勝中でした。

森下投手は1回裏、西武長谷川選手をピッチャーゴロ、西川選手をライトフライ。栗山選手をセカンドゴロとわずか9球で抑える立ち上がりでした。

2回表の攻撃で先頭の末包選手が四球、西武隅田投手の牽制悪送球で1アウト2塁となりましたが、佐藤選手はショートライナー、矢野選手の打席で末包選手が2塁で牽制に刺され、チャンスを潰しました。

森下投手は2回裏1アウトから西武陽川選手に死球、佐藤選手をセンターフライ、源田選手にセンター前ヒットで2アウト1、2塁から古賀選手を空振り三振に取り得点を与えませんでした。

3回表の攻撃は2アウトから秋山選手がレフトフェンス直撃の2ベースも、菊池選手はファーストファウルフライでまたも先制できませんでした。

打線は4回表、先頭の野間選手がファースト内野安打、小園選手が空振り三振、末包選手はセンターフライ、坂倉選手の打席で野間が2盗死で3人で終わりました。

森下投手は4回裏、西武栗山選手、中村選手、陽川選手のクリーンアップを3者凡退に抑えました。

しかし、森下投手は5回裏、先頭の代打の西武滝澤選手にレフト前ヒット、源田選手に送りバントで1アウト2塁に。古賀選手をファーストゴロも2アウトから西武元山選手にセンターへタイムリーを運ばれ、0-1と先制されました。森下投手は24イニングぶりの失点になりました。

さらに西武長谷川選手にセンター前ヒットで1、2塁とすると西川選手に右中間に2点タイムリー3ベースを弾き返され、0-3となりました。続く西武栗山選手に四球、中村選手にタイムリー内野安打、続く陽川選手にセンターへタイムリーを打ち返され、この回に6安打を集中され5点を失いました。

森下投手は今季最短5回を98球、7安打2四死球5奪三振の今季ワースト5失点(自責5)で3敗目を喫してしまいました。今日の森下投手は全体的に球が高めに浮いていたように感じました。なので、いつかは西武打線に捕まるのではと、ハラハラしながら観ていました。

6回裏は2番手黒原投手が西武源田選手、古賀選手、元山選手を3者凡退に抑えました。打線は西武隅田投手の前に6、7回はともランナーを出せませんでした。

7回裏は3番手の河野投手が西武長谷川選手、西川選手、奥村選手を3人で退けましたが8回表の攻撃も西武隅田投手に坂倉選手がライトフライ、代打の堂林選手がショートゴロ、矢野選手はセンターフライに終わりました。

8回裏は4番手の矢崎投手が西武中村選手をレフトフライ、陽川選手をサードゴロ、滝澤選手をショートゴロと3人で抑えました。

9回表の攻撃は會澤選手がセカンドフライ、秋山選手がセンター前ヒット、菊池選手はレフトフライ、野間選手がヒットも小園選手が凡退し試合が終わりました。

西武隅田投手にはマダックスを献上し、早くも今季11度目の完封負けとなりました。西武隅田投手の武器であるチェンジアップに完全に翻弄されました。野手の皆さんは本気で隅田投手対策をしっかり練ったのか、疑問が残ります。チームは29勝24敗4分けの貯金5となりました。

今日の試合、坂倉選手を6番DHで起用しましたが、坂倉選手はバッティングフォームを完全に崩しているので、ドリヨシ的には反対でした。坂倉選手は一旦ファームでリフレッシュしてもらった方が得策かと思います。坂倉選手のファンの皆さんには申し訳ないですが、彼は現在は1軍レベルではないと思います。

今日のポジれる点は、6回からリリーフ登板した黒原投手、河野投手、矢崎投手が無失点リレーをしたところでしょうか。それだけに、森下投手の5回裏のピッチングは悔やまれますね。

さて、明日はカード勝ち越しをかけての試合になります。カープの先発は九里投手です。前回日本ハム戦は7回1失点で勝ち投手になっています。明日も打たせて取るピッチングをして、西武打線を翻弄して欲しいですね。西武はボー・タカハシ投手です。前回読売戦では5回途中7安打3失点で敗戦投手になっています。カープ打線から見ると、苦手なタイプではないと思いますので、序盤からどんどん攻めていって欲しいと思います。