3回戦@マツダ 広島4-1千葉ロッテ 松山選手決勝タイムリー!秋山選手ダメ押しタイムリー!アドゥワ投手6回無失点好投!セ・リーグ首位キープ!

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【広島】松山竜平が代打V打で堅首 約1か月ぶりタイムリー ロッテ戦勝ち越しは7年ぶり

6/9(日) 16:43配信


スポーツ報知

8回1死一、二塁、勝ち越しの左中間適時二塁打を放つ松山竜平(カメラ・岩田大補)

◆日本生命セ・パ交流戦 広島4―1ロッテ(9日・マツダスタジアム)

 広島は、接戦を制して首位をキープした。

 1―1同点の8回1死一、二塁から、代打・松山竜平外野手が、左中間に決勝の適時二塁打。なおも1死二、三塁から、秋山が3安打目となる2点適時打で続いた。一挙3得点を奪い、ロッテを突き放した。

 ベテラン・松山は5月10日の中日戦で適時打を放って以降、13打数1安打。約1か月ぶりのタイムリーが決勝点となった。

 打線は、試合前まで防御率リーグトップ1・45のロッテ・メルセデス相手に毎回走者を出しながら、決定打を欠いた。0―0で迎えた5回は秋山、野間の連打で1死一、三塁とし、菊池のスクイズで1点を奪った。だが、その後なかなか追加点を奪えなかった。

 投手陣は先発・アドゥワが6回無失点と好投。チームトップの床田に並ぶ6勝目の権利は手にしたが、7回1死一塁でバトンを受けた3番手・矢崎が連続四球と代打・岡の左犠飛で同点に追い付かれた。8回は島内も2四球で2死一、三塁のピンチを招いたが、勝ち越しは許さず。9回は栗林が締めくくった。

 今カードは、初戦の7日に大瀬良がプロ野球90人目(102度目)の無安打無得点の偉業を達成。前日は好投手・佐々木の前に沈んだが、2勝1敗で2カード連続の勝ち越しに成功。ロッテ戦は17年以来7年ぶりの勝ち越しとなった。

報知新聞社






今日はアドゥワ投手に勝ちがつかなかったのが残念でした。しかし、チームは2カード連続の勝ち越しを決め、交流戦は6勝6敗の5割に戻しました。ソフトバンクに3タテを食らった時は、今年の交流戦はダメかなと思いましたが、再び這い上がって来ました。チームは確実に強くなって来ています。
 
まずは先発のアドゥワ投手ですね。3戦連続で2回までに失点を許していたアドゥワ投手ですが、今日は3回までパーフェクトピッチングでした。4回表はロッテ友杉選手にヒットを浴びましたが、得点は許しませんでした。5回表は先頭のロッテ角中選手の右中間への2ベースから1アウト3塁のピンチを背負いましたが、無失点で切り抜けました。アドゥワ投手は6回94球を投げて、2安打1四球4奪三振で無失点という内容でした。今日のアドゥワ投手は低めに球を集め、打たせて取る本来のピッチングがしっかり出来ていたと思います。5回は球が甘いコースに集まりかけていましたが、なんとか踏ん張りました。今日は比較的安定した内容だったと思います。

打線はロッテ先発のメルセデス投手の前に毎回ランナーを出しながら、あと1本が出ませんでした。5回裏、秋山選手、野間選手の連打で1アウト1、3塁とし、続く菊池選手のスクイズで1-0と先制しました。秋山選手を1塁に置いて、続く野間選手の初球にヒットエンドランを決めて1、3塁としたのは大きかったですね。また、菊池選手のスクイズバントですが、インコース低めの難しい球に対して空振りせず、見事にインフィールドに転がしました。まさに技ありのスクイズでした。

試合終盤は逃げ切りを図るべく、7回からリリーフ陣を投入しました。7回表頭からは塹江投手が登板しましたが、先頭のロッテ角中選手に執念のショート内野安打で出塁。続く佐藤選手が送りバント失敗で1アウト1塁となってところで矢崎投手にスイッチしました。しかし、矢崎投手がピリッとしません。代打のロッテ中村選手、さらに小川選手に連続四球を与え、1アウト満塁の大ピンチを招いてしまいました。勝ちパターンのリリーフ投手が連続四球を与えたのはかなり痛かったですね。矢崎投手がどれだけ準備が出来ていたのか、少し疑問です。続く代打のロッテ岡選手にレフトへ犠牲フライを許し、1-1の同点とされました。この1失点はもったいなかったですね。

しかし、カープの底力はここから発揮されます。8回裏、1アウトから石原選手がレフト前ヒットで出塁。続く矢野選手が絶妙なセーフティーバントを成功させ、内野安打となり1、2塁としました。ここで代打の切り札の松山選手が登場。松山選手は左中間へタイムリー2ベースを放ち、2-1と勝ち越しました。さらに2アウト2、3塁から秋山選手がセンター前へ2点タイムリーを放ち、4-1と一気にリードを広げました。今日のカープの得点は、全てベテラン選手の一打で絡んでいます。

9回表は守護神の栗林投手が登板し、3者凡退に抑え、試合が終わりました。

チームはソフトバンクに3タテを食らった後、2カード連続の勝ち越しを決めました。交流戦は6勝6敗の5割とし、5位タイとなりました。また、セ・リーグでは28勝23敗4分けの貯金5とし、2位阪神に1ゲーム離しての首位をキープしています。

さて、あさってからはビジター6連戦です。11日からはベルーナドームで西武との3連戦、14日からは楽天モバイルパークで楽天との3連戦です。なんとか4勝2敗で乗り切って欲しいと思います。