3回戦@マツダ 広島2-8オリックス 終盤リリーフ陣乱調で逆転負け。九里投手6回無失点粘投もフイ。連勝は5でストップ。

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広島 アンラッキー7…ブルペン陣の乱調で、まさかの5失点 連勝は5で止まる

5/30(木) 21:41配信


スポニチアネックス

<広・オ>7回途中に登板するも、制球が定まらず、四球を連発した広島・塹江 (撮影・奥 調)

 ◇交流戦 広島2ー8オリックス(2024年5月30日 マツダ)

 広島の連勝が5で止まった。

 2点リードの7回守備が分岐点だった。この回からマウンドへ上がった2番手・矢崎が3本の安打を許し、1点差に迫られた1死一、二塁で左腕の塹江がマウンドへ。しかしサウスポーはまるで制球が定まらず、西川に四球を与えたフルベースから、太田に右前適時打を浴びた。悪送球も重なり、瞬く間に3失点…。なおも森、紅林と歩かせ、満塁のピンチで後を継いだ黒原が2死満塁から押し出し四球で、さらに1点を失った。

 打線は8回裏に1死満塁とチャンスを築いたものの、代打攻勢をかけた野間、そして松山が倒れ、オリックス戦3連勝を逃した。






一言で言えば情けない試合となりました。九里投手が勝ちたい思いをピッチングに、そしてバッティングにも込めていたのですが、リリーフ投手陣の乱調で九里投手の勝ちが消えてしまいました。他のカープの選手の皆さんは一体どう思っていたのでしょうか。九里投手が不憫でなりません。

 先発の九里投手が、9番打者として2打点を挙げ、“本業”では6回無失点と粘投しながら、今季2勝目を逃しました。

 2点リードでバトンを渡した自慢の救援陣が崩れました。7回表に2番手の矢崎投手が2安打で1アウト1、3塁とされ、オリックス福田選手にライト前タイムリーを浴び、2-1に。昨季までのチームメイトのオリックス西川選手を迎えたところで3番手の塹江投手が登板しました。しかし、ストレートの四球で歩かせ、1アウト満塁からオリックス太田選手の2点タイムリーで逆転を許し、中継の乱れもあり1塁ランナーのオリックス西川選手も生還し2-4と逆転されました。なお1アウト満塁で登板した黒原投手も、2アウトから押し出し四球を与えるなど、この回は救援3投手で大量5失点しました。

 九里投手は、投打にわたって奮闘しました。2回裏1アウト1、3塁で迎えた打席の初球にセーフティースクイズ成功(記録は犠打野選と失策)で先取点を奪いました。さらに1―0の4回裏1アウト3塁からライトへの犠牲フライで貴重な追加点を奪いました。2018年と2020年にそれぞれ1打点をマークして以来の今季初打点になりました。プロ通算2打点を1試合でたたきだした形でしたが、勝利に結び付きませんでした。

 今季9戦目で待望の初勝利を手にした5月18日の読売戦(マツダ)以来、中11日のマウンドでした。1回表は1安打1失策で1アウト1、2塁としましたが、オリックス森選手、紅林選手を連続三振。2点リードとなった4回表は先頭から連打と四球でノーアウト満塁のピンチを背負いましたが、オリックス横山選手を「3―2―3」のファーストゴロ併殺打に仕留め、最後は9番のオリックス斎藤投手を空振り三振に仕留めました。6回108球を投げ、3安打3四球6奪三振で無失点という内容でした。

7回表の守備は、ちょっとした綻びから大量失点につながりました。先頭のオリックス頓宮選手のサードゴロの当たりを小園選手が処理しましたが、1塁への送球がバウンドして結果内野安打となりました。この内野安打が痛かったですね。小園選手がもっとチャージをして1塁へ送球するべきでしたね。ここをアウトにしていれば、その後の結果は変わっていたはずです。

そして、オリックス太田選手にライト前に2点タイムリーを浴びた際に、ライトの末包選手からの本塁返球をファーストの坂倉選手がカットして3塁へ送球したのですが、小園選手がプレーを見ていなかったため、送球を後逸して1塁ランナーのオリックス西川選手も生還させてしまいました。明らかに小園選手の凡ミスです。小園選手は1回表にも失策しており、ドリヨシは失望しました。あまりにも酷いですね。今日の試合は小園選手で負けたと言っても過言ではありません。

さて、明日からは福岡でソフトバンクとの3連戦です。明日のカープの先発は大瀬良投手、ソフトバンクはモイネロ投手です。2人共に防御率1点台なので、タフな投手戦が予想されます。大瀬良投手にはまず先取点を与えない事と、打線は1回表に1点以上を得点出来れば、勝機はあると思います。

今日嫌な負け方をしただけに、明日は絶対勝たなくてはなりません。