6回戦@マツダ 広島6-3中日 今季3度目の3連勝で4月4日以来の貯金1!打線15安打の猛攻!アドゥワ投手6回2失点粘投で3勝目!

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【広島】新井采配ズバリで貯金1 右打者も猛攻で計15安打「同じ1勝でも価値のある1勝」

5/10(金) 22:21配信


東スポWEB

チャンスメイクの一打を放った広島・末包昇大

 打線覚醒? 広島は10日の中日戦(マツダ)に6―3で快勝。新井貴浩監督(47)のタクトがハマった鮮やかな逆転勝利だった。

 この日は中日先発・左腕・松葉を念頭に置き、6番までに右打者4人を配置。4回に広島先発・アドゥワが竜の助っ人・カリステに先制2ランを浴びる展開となったが、直後から赤ヘル打線が火を噴いた。

 指揮官の采配的中となったのが、前カードの阪神戦でも活躍した末包昇大大野手(27)、中村健人外野手(26)の右打者2人。2点を追う4回二死一塁では、5番に入った末包が投手強襲安打で一、二塁と好機拡大し、続く6番・中村健が「低めで誘ってくる投手、浮いてきたボールは全部いこうと」と、左腕のチェンジアップを左翼前に弾き返した。

 この一打で1点差とし、続く矢野も「良いところに落ちてくれました」と初球を左前に落とす適時打で2―2。さらに6回二死一、二塁から4番・小園の決勝適時打、7回には代打・松山の適時打など、8回までに5本の適時打を浴びせた。

 今季初先発マスクの石原貴規(26)も複数安打、1番・秋山、7番・矢野が今季初の猛打賞と、一気に打線がつながり、今季最多タイの15安打で中日投手陣を沈めた。

 4試合ぶりの2桁安打で一気に活性化した打線に新井貴浩監督(47)は「本当に若い選手はいいものを見せてくれた」とニッコリ。今季3度目の3連勝、4月4日以来の貯金「1」とし「本当にいいゲームだったと思います。今日は若手も中堅もベテランもみんなで頑張ってとった1勝で、同じ1勝でも価値のある1勝」と、さらなる浮上へ手応えを深めていた。

東スポWEB






今日は中日にカリステ選手の先制2ランで先制されましたが、全く動じる事はありませんでした。全国のカープファンの皆さんも同じように感じられたのではないでしょうか?若手選手とベテラン選手が融合して、素晴らしい試合になりました。

先発のアドゥワ投手は今季5度目の登板で、試合前まで2勝1敗、防御率2.61。前回の5月3日・DeNA戦は6回を4安打2失点(自責2)で負け投手になっています。今季は中日戦は初登板です。

アドゥワ投手は1回表1アウトから中日村松選手に四球もカリステ選手をライトフライ、細川選手をレフトフライに打ち取りました。

スタメンは1番センター秋山選手、2番レフト二俣選手、3番セカンド菊池選手、4番サード小園選手、5番ライト末包選手、6番ファースト中村健人選手、7番セカンド矢野選手、8番キャッチャー石原選手、9番ピッチャーアドゥワ投手のオーダーを組みました。

中日の先発松葉投手に1回裏、秋山がショート内野安打、二俣選手はセカンドゴロ併殺打、菊池選手はショートゴロで3人で終わる。2回裏1アウトから末包選手はショートゴロを中日村松選手が失策し出塁しましたが、矢野選手の打席で中日松葉投手の牽制に出され走塁死となりました。

3回裏の攻撃で1アウトから石原選手がレフトフェンス直撃の2ベース、アドゥワ投手は送りバント失敗で、秋山選手もセンターフライに倒れた。

アドゥワ投手は4回表、先頭の中日村松選手にセカンド内野安打、続くカリステ選手にレフトスタンド上段に3号2ランを叩き込まれ2点を先制されました。中日カリステ選手は腕が長いので、アウトコースへの高めの変化球は絶対投げてはいけないのですがらアドゥワ投手はスーっとそこへ投げてしまいました。外国人選手に対してはもう少し初球の入りを気をつける必要があります。

打線はその直後の4回裏に菊池選手と末包選手のヒットで2アウト1、2塁とすると中村健人選手がレフト前にタイムリー、矢野選手もレフト前にタイムリーを運び、2-2の同点に追いつきました。失点をした直後に得点できたのは大きかったと思います。それも、一気に同点に追いついたのも大きかったですね。

アドゥワ投手は5回表1アウトから中日岡林選手にセンター前ヒットも村松選手を見逃し三振、カリステ選手をセカンドゴロに打ち取りました。直後の5回裏の攻撃で1アウトから秋山選手がライト前ヒット、二俣選手の送りバント、菊池選手の四球で2アウト1、2塁とし小園選手がライト前へタイムリーを飛ばし、3-2と勝ち越しました。

直後の6回表、アドゥワ投手は中日細川選手を空振り三振、中田選手をセカンドフライ、石川選手をショートゴロと3人で抑えました。アドゥワ投手は6回を84球、5安打1四球3奪三振の2失点(自責2)で降板しました。アドゥワ投手は序盤球が高めに浮き気味でしたが、中日カリステ選手に2ランを浴びた直後から本来のアドゥワ投手のピッチングになりました。全体的には今日の内容は良かったと思います。

6回裏の攻撃で1アウトから矢野選手と石原選手が連打し1アウト1、2塁のチャンスを迎えました。ここで代打の松山選手はライト前へタイムリーを弾き返し、4-2としました。松山選手はやはり代打の方が良く打ちますね。

7回表は2番手の矢崎投手が中日山本選手をサードゴロ、代打の宇佐見選手を空振り三振、代打の福永選手に四球を与えましたが、岡林選手をファーストゴロに打ち取りました。

8回表は3番手の島内投手が中日村松選手、カリステ選手、細川選手と3者連続空振り三振に斬って取りました。島内投手のピッチングは圧巻でしたね。

8回裏の攻撃で先頭の矢野選手がレフト線に2ベース、石原選手の送りバントで1アウト3塁から代打の田中選手がライト前へタイムリーを打ち返し5-2とリードを広げました。さらに秋山選手はツーベース、代打の宇草選手は四球で1アウト満塁とし菊池選手が中日根尾投手に空振り三振、小園選手は押し出し四球を選び6-2としました。

9回表は4番手の中崎投手が中日山本選手に打たれた1号ソロの1失点に抑えました。

今日も投打ががっちり噛み合い、中日に勝利しました。今季マツダスタジアムで中日に初勝利です。チームは今季3度目の3連勝で、4月4日以来、36日ぶりに貯金を1としました。末包選手が打線に入って、打線につながりが出来て来ました。1番に入っている秋山選手が調子を上げてきており、4番に入っている小園選手もチャンスに強く、結果を出しています。末包選手もヒットがコンスタントに出ており、1軍に再昇格した中村健人選手も、打撃フォームを修正して、いい当たりを飛ばしています。打線は最悪の状態は脱したと言っていいでしょう。明日以降の打線にも期待ですね。

さあ、明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は九里投手です。中5日の登板です。明日こそ打線の強力な援護で今季初勝利をプレゼントしたいところですが、中日は天敵の柳投手です。しかし、もう天敵と言ってはいられません。明日は初回からどんどん仕掛けて、中日柳投手のリズムを狂わせて、攻略しなくてはなりません。とにかく九里投手に初勝利をプレゼントしてください!