3回戦@東京ドーム 広島1-2読売 接戦をモノに出来ず読売に3連敗。今季ワースト借金4で最下位転落。

1000003326.jpg

【広島】全て逆転負けで3タテ食らう…借金4は昨季開幕4連敗以来の新井政権ワーストタイ

4/14(日) 16:38配信


スポーツ報知

ベンチから戦況を見つめる新井貴浩監督(カメラ・相川 和寛)

◆JERAセ・リーグ 巨人2―1広島(14日・東京ドーム)

 広島は、接戦を落として今季2度目の同一カード3連戦3連敗を喫した。先取点を奪いながら3戦連続の逆転負け。今季ワースト更新の借金4は、昨年の開幕4連敗以来、新井監督の政権下ではワーストタイとなった。

 3回、三塁内野安打で出塁した先頭・矢野が犠打で二進した後、三盗を成功させ、野間の一ゴロの間に本塁生還した。巨人先発のアンダースロー右腕・高橋礼からスモールベースボールで1点を奪ったが、直後にひと振りでひっくり返された。

 先発・ハッチは、初回1死で佐々木に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びたものの、得点は許さなかった。2回は3者凡退と上々の立ち上がり。リードをもらった直後の3回は、1死から9番・高橋礼に遊撃内野安打を許し、続く萩尾に逆転2ランを被弾した。6回は3四球で招いた2死満塁のピンチから追加点は与えず、6回103球を投げ、4安打3四球5奪三振で2失点。先発の役割は果たしたが、一発に沈んだ。来日2度目の先発も白星はつかめず、2敗目を喫した。

報知新聞社






投打がなかなか噛み合わないですね。投手陣が頑張っている中で、打線に破壊力を全く感じないので、昨日、今日と接戦も落とす結果になっています。それにしても、読売に3タテを食らうとは想定外でした。

スタメンは1番センター野間選手、2番セカンド菊池選手、3番サード小園選手、4番ファースト堂林選手、5番キャッチャー坂倉選手、6番レフト秋山選手、7番ライト田村選手、8番ショート矢野選手、9番ピッチャーハッチ投手のオーダーを組みました。

読売の先発の高橋礼投手に対しに1回表、野間選手はセカンドゴロ、菊池選手はサードゴロ、小園選手はショートフライと3人で終わりました。

先発のハッチ投手は来日2度目の登板です。1回裏、萩尾選手を見逃し三振、佐々木選手に2ベースを打たれるも門脇選手をセカンドフライ、岡本選手を空振り三振に取り無失点の立ち上がりでした。

2回表の攻撃でミスが出ました。堂林選手がセンター前ヒット、坂倉選手のファーストゴロを失策でノーアウト1、2塁のチャンスに秋山選手がバントの姿勢からボールを見送ると、2塁ランナーの堂林選手が飛び出し走塁死、秋山選手と田村選手も凡退し先制のチャンスを潰しました。秋山選手にバントのサインが出ていたのかどうかは分かりませんが、秋山選手ですから、そんな小細工は必要ないと思いました。下位に進む打線なので、秋山選手にはポイントゲッターになって欲しかったです。

しかし、3回表に矢野選手がサード内野安打、ハッチ投手の送りバントで1アウト2塁に。ここで矢野選手が3盗を決め野間選手のファーストゴロ間に矢野選手が生還し1-0と先制しました。これがカープ野球の真骨頂ですね。1安打で得点できたのは、せめてもの光明と言ったところでしょうか。

しかしハッチ投手は3回1アウトから読売高橋礼投手にショート内野安打、続く萩尾選手に左中間スタンドへ2号2ランを叩き込まれ1-2とあっさりと逆転されました。敵ながら読売の1番萩尾選手と2番の佐々木選手はかなりいいですね。

打線は読売高橋礼投手の前に4回からは4イニング連続で1人のランナーも出せませんでした。ハッチ投手は6回裏に先頭の読売佐々木選手に四球、門脇に送りバントを決められ岡本選手をキャッチャーファウルフライ、丸選手と泉口選手に連続四球を出し2アウト満塁とされましたが、読売小林選手をサードゴロに打ち取りました。

ハッチ投手は6回を投げ103球、4安打3四球5奪三振の2失点(自責2)で2敗目を喫してしまいました。

7回裏は2番手の塹江投手が読売吉川選手にヒットを打たれ益田投手にスイッチ。益田投手は代打の読売オコエ選手に送りバントを決められ1アウト2塁となるも萩尾選手をレフトフライ、佐々木選手をショートゴロで追加点を与えませんでした。

8回表の攻撃で読売2番手のバルドナード投手に先頭の秋山選手がレフト前ヒット、田村選手の送りバントで1アウト2塁とするも矢野選手はファーストゴロ、代打の會澤選手は空振り三振と同点打は出ませんでした。ここでも、田村選手に送りバントをさせたのはどうかなと思います。田村選手の持ち味は長打力ですから、そこを信じて打たせるべきだったのではないでしょうか。

8回裏は3番手の中崎投手が読売門脇選手、岡本選手を打ち取りましたが丸選手にセンター前ヒットに代走に読売重信選手、坂倉選手の牽制悪送球で2アウト3塁になりましたが読売泉口選手をセカンドゴロに打ち取りました。

9回表の攻撃は読売の守護神の大勢投手に野間選手からの打順も代打の松山選手、小園選手も倒れ得点を挙げられず試合終了となりました。

今日の試合、攻撃面で消極的な采配があったのにドリヨシはがっかりしました。おそらく首脳陣は貧打の打線をどのようにコントロールしていくのか、かなり迷っているのではないでしょうか。貧打線だからこそ、そこは腹をくくって積極的な采配をして欲しいと思います。

あとは5番キャッチャー坂倉選手のスタメンに疑問を感じます。坂倉選手の現在の打撃力は最悪の状態です。それに加え、守備ではピッチャーのリード面や、セービング、送球などキャッチャーとしての素質に疑問が残ります。当分の間は會澤選手を正捕手として起用するのがベターではないかと思います。

チーム状態はまだ最悪の状態までは行ってないと思います。野手陣の奮起で、再び投打の歯車は噛み合うはずです。ここ最近の矢野選手や久保選手のように、がむしゃらに積極果敢なプレーをする事で、チームに良い流れを持って来て欲しいと思います。

今日で再び最下位に転落したカープですが、まだまだ挽回するチャンスはありますので、あさってからまた頑張って欲しいですね。

さて、あさってからはホームのマツダスタジアムでの試合の1週間です。16日、17日はDeNAとの2連戦、19日からは再び読売との3連戦です。特に読売戦は3タテを食らった屈辱を晴らすべく、3タテ返しをして欲しいと思います。