高木翔斗選手が赤マル急上昇!今季覚醒なるか?

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広島20歳が「めちゃくちゃ覚醒しそう」 ドラ7から逸材…天才的打撃は「誠也そっくり」

3/4(月) 15:15配信


Full-Count

広島の高木翔斗が1点差を追う9回1死二、三塁から逆転の2点適時打を放った

広島・高木翔斗【写真:小池義弘】

 広島の20歳、高木翔斗捕手が覚醒の気配を漂わせる一打を放った。3日の楽天とのオープン戦(倉敷)で、1点を追う9回1死二、三塁から左前へ運ぶ逆転の2点適時打。内角の難しいコースを腕をたたんで打ち返し、「高木、誠也そっくり」との声が上がっている。

 1軍に同行している選手の中で、最年少の20歳。7回2死走者なしの場面で坂倉の代打として登場し、さっそく中前打を放った。さらにそのまま捕手に入り、9回の第2打席。宮森のスライダーをうまくバットに乗せて左前に落とした。

 2021年ドラフト7位で県岐阜商高から入団。188センチ、93キロと恵まれた体格の素材型で、ファームでは2年連続で打率1割台とまだまだ修行中だ。しかし、今年のオープン戦では7打数4安打、打率.571と1軍に食らいつく成長を見せる。

 楽天の公式YouTubeが試合のハイライト映像を公開すると、高木にも多くのコメントが。「めちゃくちゃ覚醒しそう」「鈴木誠也かと思った」「フォロースルー完全誠也じゃん」「誠也にしか見えない」「高木マジでいいな!」「雰囲気がありますね」「ほぼ誠也やん」「高木天才」との声が寄せられている。

Full-Count編集部






春季キャンプから1軍に帯同している高卒3年目の高木翔斗選手に注目が集まっています。

高木選手は強肩強打の大型捕手です。小学6年で中日ジュニアを経験し、県立岐阜商高は1年からベンチ入りし、2年から4番を務める強打のキャッチャーでした。ロスのないスイングで広角へ飛距離を出せる打撃が魅力です。強肩も武器で、遠投が100メートル、2塁送球タイムは2秒0台で、送球の正確性も抜群です。

2021年のドラフト7位でカープに入団しました。1年目から2軍でマスクをかぶる中で感じたのは「打撃も守備もプロレベルの高さ」でした。プロのスピードに負けないキレや強さのため、体づくりにも励みました。2023年も十分な出場機会を得られませんでした。オフの自主トレでは元広島でカブスの鈴木誠也選手らと約2週間練習漬けになり、野球に取り組む姿勢なども学びました。

そして今年の春季キャンプは1軍に抜擢され、首脳陣の期待に見事に応えています。やはり、鈴木誠也選手らと取り組んだ自主トレで、危機感を感じたのではないでしょうか。アピールに必死の日々です。

高木選手の野球人生を考えた時、まさに今与えられたチャンスをしっかりモノにできるかどうかが、今後を大きく左右するところに来ていると思います。

オープン戦は残り13試合です。高木選手がどれだけ1軍の野球に食いついてくるか、注目ですね。