オープン戦@倉敷 広島3-2東北楽天 9回に林選手、高木選手のタイムリーで逆転勝ち!ハッチ投手2回無失点、黒原投手4回無失点の好投!

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広島が逆転勝ち 九回に林、高木が適時打 若手の活躍に新井監督もニッコリ

3/3(日) 15:57配信


デイリースポーツ

 9回、高木は左前2点タイムリーを放つ(撮影・市尻達拡)

 「オープン戦、楽天2-3広島」(3日、倉敷マスカットスタジアム)

 広島は九回に3点を奪い逆転勝ちした。

 八回まで無得点だったが、九回は先頭宇草の安打をきっかけに林、高木の適時打で逆転。若手のアピールに、新井監督からも笑みがこぼれた。

 先発はオープン戦2度目の登板となった、ハッチ。直球主体の投球で相手打者を押し込み、2回を無安打無失点と上々の内容を披露し、右腕は「非常にいい感覚で登板できた」と笑顔だった。

 2番手で三回から登板した黒原も好投。四回は浅村、島内と相手の中軸を連続で見逃し三振に斬るなど、4回2安打3奪三振で無失点。これで今春の対外試合は3試合で計10イニング連続無失点と開幕ローテ入りへ、また一つ前進した。

 試合は0-0の八回、4番手で登板した内間が自らの暴投で先制点を献上すると、制球が定まらずイニング途中で降板。代わって2死満塁からマウンドに上がった塹江も押し出し球を与えて2点目を失った。





今日の試合は終盤まで膠着状態でしたが、8回、9回と試合が動きました。相手の隙をつくカープの泥臭い野球を見ることができました。

今日のスタメンは、1番レフト宇草選手、2番サード田中選手、3番センター秋山選手、4番ファーストシャイナー選手、5番キャッチャー坂倉選手、6番セカンドレイノルズ選手、7番ライト田村選手、8番DH堂林選手、9番ショート二俣選手のオーダーを組みました。

楽天の先発、岸投手に対して1回表、宇草選手はセンターフライ、田中選手はサードフライ、秋山選手はファーストゴロと11球で終わりました。

広島の先発ハッチ投手は1回裏、楽天入江選手をファーストファウルフライ、辰己選手をセンターフライ、浅村選手をサードファウルフライとわずか9球で抑えました。

ハッチ投手は2回裏2アウトから楽天茂木選手に四球を与えましたが、楽天岡島選手を打ち取りました。ハッチ投手は2イニング29球を投げて無安打無失点で降板しました。ストレートも走っていましたし、変化球もキレており、制球も安定していました。まとまったピッチングが出来ていますので、先発ローテーション入りに近づいた感じがします。

3回裏は2番手の黒原投手が3者凡退に抑えました。

打線は3回まで楽天岸投手に1人のランナーも出せませんでした。4回表の攻撃では、楽天古謝投手に対して1アウトから田中選手が四球、秋山選手がレフト前ヒットで1、2塁の先制のチャンスでしたが、シャイナー選手はファーストゴロ併殺打に終わりました。

黒原投手は4回裏も3人で抑え、5回裏は楽天フランコ選手と岡島選手にヒットを許して1アウト1、2塁とされましたが、後続を断ちました。

打線は5回表に2アウトから田村選手がヒットで出塁も、堂林選手はサードゴロに終わり、6回表は2アウトから韮澤選手が失策で出塁も、牽制で走塁死となり、攻撃の糸口をつかめませんでした。

黒原投手は6回まで4イニングを投げて2安打1四球3奪三振で無失点と好投し、対外試合3試合で計10イニングを無失点と結果を残しています。黒原投手がいいですね。今季の目標を二桁勝利と宣言した黒原投手ですが、それに匹敵する好投を見せています。

7回裏は3番手に河野投手が登板し、1アウトから楽天伊藤選手と中川選手に連打され、1、2塁とされましたが、楽天太田選手をセカンドゴロ併殺打に取りました。河野投手も地味ながらですが、好投をしています。開幕1軍のブルペン入りに必死です。

8回裏は4番手に内間投手が登板しましたが、楽天村林選手に四球、阿部選手にヒットを打たれて2アウト1、3塁から内間投手自身の暴投で0-1と先制されました。内間投手は楽天平良選手、フランコ選手に四球を与えて2アウト満塁となり、塹江投手に交代しました。内間投手は完全な一人相撲となり、かなりマイナスポイントになったのではないかと思います。代わった塹江投手は楽天伊藤選手に押し出し四球を与えて0-2とされました。

しかし、カープの選手は最後まで諦めていません。9回表の攻撃で、先頭の宇草選手がヒット、韮澤選手は空振り三振、久保選手のサードゴロを楽天伊藤選手が2塁へ悪送球し、1アウト1、3塁のチャンスとなりました。林選手がライト前タイムリーを放ち、1-2に。さらに1アウト2、3塁から高木選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち、3-2と逆転に成功しました。相手のミスに乗じて得点するカープの泥臭い野球を見ることができました。高木選手は1軍生き残りをかけて、今日も猛アピールになりました。

9回裏は塹江投手が続投し、楽天太田選手を空振り三振、黒川選手にはショートへの内野安打を許しましたが、楽天村林選手をセンターフライ、田中選手をショートゴロに抑えて試合が終わりました。

この楽天とのオープン戦3連戦は2勝1敗と勝ち越しました。しかし、ドリヨシ的には3タテして欲しかったですね。若手選手は1軍生き残りをかけて必死にプレーしていますが、若干空回りしているような気もしました。あとは新外国人のシャイナー選手です。オープン戦まだヒットがありません。いい当たりもあるのですが、なかなか結果が出ていないのが少し気になります。

さて、次回のオープン戦は8日から10日までマツダスタジアムで中日との試合です。若手選手がどのような結果を残してくれるのか、楽しみです。