来季の韮澤選手はちょっと違う!?

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【広島】シャイな高校生だった韮沢雄也のちょっとした変化 今季はバウアーや大勢打ちで脚光も

12/17(日) 22:06配信


日刊スポーツ

花咲徳栄OBの野球教室に参加した広島韮沢(撮影・金子真仁)

 広島の韮沢雄也内野手(22)が帽子を脱ぐと、少しだけ茶色かった。

 「オフ仕様です!」

 交流戦の時は黒髪だった。花咲徳栄(埼玉)時代から真面目でもの静か。日本代表での集合写真にも出遅れ、見切れた。

 そんなシャイな若者のちょっとした変化。プロ入りから4年が過ぎ、今季はDeNAバウアーや巨人大勢など大物投手から快打を重ねたことで、ようやく台頭し始めた。

 それでいて「たまたまですよ、ほんとに」と謙そんするあたり、やはり根はがらっとは変わらない。

 新潟・魚沼の生まれ。実家でも祖父母が丹念にコシヒカリを育ててきた。準備の大切さは生活にとどまらず、野球にもしみこむ。「自分の長所は、どんな相手でも絶対になめてかからないことです。なめてかかると、バチが当たる気がするんですよ」。高校時代にそう言っていた。大物打ちもきっと、不変の努力を重ねてきたことに由来する。

 もともと派手な性格ではない。「強く言えるようにはなりたいけれど、強く言われて傷ついちゃう人もいる。そこでカバーできる人間でありたいです」と夢見ていた18歳の頃。厳しい世界でもまれ、少し深みも出てきたか。

 17日、花咲徳栄OBによる「加須きずな野球教室」に参加した。「来年は100試合くらい…いや、数字の目標ってやっぱり難しいです」と派手なことは言わない。それでもそうそうたるプロ野球選手の中で、子どもたちからの1番人気は地元加須出身のオリックス若月。その次に子どもたちが自然と寄ってきていたのが、いつも優しげな雰囲気だからだろうか、韮沢雄也だった。【金子真仁】






今季の韮澤選手は来季に向けてのステップのシーズンになった感じがします。

今季の韮澤選手は1軍で45試合に出場し、50打数7安打、打率.140でした。主に試合終盤の守備固めに起用されました。2軍では50試合に出場し、149打数43安打、1本塁打で打率.289でした。もはや1軍のレギュラーにならなくてはならない選手です。

今季のセ・リーグ新人王への投票で、韮澤選手が1票を得票しました。この1票を投じたマスコミ記者は、韮澤選手の秘めたポテンシャルを知っているのだと思います。

シュアなバッティングが持ち味の韮澤選手です。本文にもありますが、DeNAバウアー投手や、読売大勢投手からヒットを放った事で、韮澤選手も自信につながったのではないかと思います。

韮澤選手は2019年のドラフト4位でカープに入団しましたが、いきなりバッティングでプロの壁にぶつかり、苦労しました。しかし、今季の1軍の経験が、来季への糧になると思います。来季の韮澤選手はひと味違うはずです。