11回戦@マツダ 広島3-1読売 大瀬良投手7回無失点で3勝目!堂林選手先制弾!矢崎投手10セーブ目!3位読売と再び0.5ゲーム差に!

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広島・矢崎 今季10セーブ目で「6年ぶり」お立ち台 「よく頑張っていると思います」にファンも拍手

6/24(土) 17:30配信

スポニチアネックス

<広・巨>ヒーローインタビューを終え笑顔でポーズする(左から)大瀬良、堂林、矢崎 (撮影・奥 調)

 ◇セ・リーグ 広島3-1巨人(2023年6月24日 マツダ)

 広島の矢崎拓也投手(29)が、24日の巨人戦で2点リードの9回に登板。丸、中田、代打・松原と3者凡退に抑えて、今季10セーブ目(4勝0敗)を挙げた。

 試合後は、3勝目を挙げた大瀬良、先制かつ決勝弾を放った堂林とともにお立ち台に呼ばれた。お立ち台の景色はいかがですか、とふられた矢崎は「そうですね。6年ぶりぐらいなので。中継ぎはなかなか上がることはないので、こんな感じなんだという感じです」と、少々ぎこちない笑顔で語った。

 9回はどんな思いでマウンドに上がったかと問われると「あの…運が良かったらいいな、と思って、マウンドに上がりました」という独特の矢崎節にスタジアムからも歓声。この日で10セーブの節目となったことを告げられると、場内から大きな拍手がわき起こり、矢崎は「よく頑張っていると思います」と自身を少しばかり称え、拍手とともに笑い声もまじった。守護神・栗林が不調で代役クローザーを務めているが、10セーブ目は阪神・岩崎に並んでリーグ5位タイの成績。立派な数字だ。

 本拠地を埋めたファンの声援について、矢崎は「本当に力になって。自分のパワーが上がっています」と感謝し、再び拍手に包まれた。今後に向けては「本当に与えられた場所で全力を尽くして、勝利に貢献したいと思います」と話し、ファンに約束していた。





絶対に落としてはいけない今日の試合に勝てたのは、チームにとっても大きいですし、不甲斐ないピッチングが続いていた大瀬良投手にも大きな勝ちとなりました。

読売先発のメンデス投手に対し、打線は3回裏、1アウトから堂林選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1-0と先制しました。堂林選手はこれがあるから起用したくなりますね。意外と好投手からホームランを放つケースが多いような感じですね。

さらに4回裏、先頭の上本選手がライト前ヒットで出塁すると、秋山選手の打席で読売キャッチャー大城選手の捕逸で2塁へ進塁しました。1アウト後、西川選手の打席で上本選手が3盗を決めました。この3盗は読売メンデス投手を揺さぶるのにかなり大きなプレーになりましたね。今日の影のヒーローは上本選手と言っても過言ではありません。そして西川選手はライト線へタイムリー3ベースを放ち、2-0としました。続くデビッドソン選手が四球を選び1アウト1、3塁とすると、末包選手がレフト前タイムリーを放ち、3-0としました。このタイムリーは大きかったですね。

先発の大瀬良投手は1回表、1アウトから読売吉川選手にヒットで出塁され、2盗を決められましたが、読売秋広選手、岡本選手を打ち取りました。

2回表は1アウトから読売中田選手に2ベースを打たれましたが、後続を抑え、3回表は3者連続三振と斬って取りました。

4回表は先頭の読売秋広選手に2ベースを許しましたが、読売岡本選手、丸選手、中田選手を抑え、無失点で切り抜けました。

5回表は3者凡退。6回表は1アウトから読売吉川選手をデビッドソン選手の悪送球で出塁されましたが、読売秋広選手、岡本選手を抑えました。7回表は読売丸選手をレフトフライ、中田選手を空振り三振、大城選手も空振り三振に仕留めました。

結局大瀬良投手は7回103球を投げて3安打、無四球、9奪三振で無失点に抑え、3勝目を挙げました。今日の大瀬良投手は立ち上がりから丁寧にピッチングをしていた印象です。低めをしっかり突き、ほぼ危なげないピッチングでした。次回の登板が大瀬良投手の真価を問われる事になりますので、注目ですね。

8回表は島内投手が登板しましたが、読売代打中山選手と途中出場の若林選手に連打を許しノーアウト1、2塁のピンチを招きました。続く読売代打ウォーカー選手を空振り三振に取りましたが、読売吉川選手にヒットを許して1アウト満塁の大ピンチになりました。続く読売秋広選手にレフトに犠牲フライを打たれて3-1とされました。なお2アウト1、2塁でしたが、読売岡本選手をレフトフライに打ち取り、なんとか1失点でしのぎました。ここが今日の試合のポイントでした。島内投手は変化球、チェンジアップのコントロールをもう少し上げる必要がありそうですね。でも、よくしのいでくれました。

9回表は暫定守護神の矢崎投手が、読売丸選手、中田選手、代打松原選手を3人で抑えて試合が終わりました。矢崎投手はついに10セーブ目を挙げました。

チームは連敗を2で止めて貯金を2として、3位読売と0.5ゲーム差に縮めました。明日勝てば3位に浮上します。選手全員の力で勝ちに行きましょう!

明日のカープの先発は森投手です。今季初先発になります。森投手の課題はコントロールですが、どこまで修正出来ているのか注目です。読売は山﨑投手です。今月は先発した3試合は全てでクオリティースタートを記録し、月間防御率は1.17と抜群の安定感があります。が、今日のように機動力を駆使して攻めていけば、必ず突破口が開けるはずです。明日勝って3位になって、その後のDeNA戦に臨みたいところです。