25回戦@マツダ 広島3-7阪神 大瀬良投手2回4失点KO。痛い敗戦でCS進出はほぼ絶望的。

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【広島】3年連続シーズン負け越し決定 大瀬良大地2回KO、松山竜平2ランも4点差重く


9/23(金) 21:23配信

日刊スポーツ

広島対阪神 3回表阪神、投手の交代を告げる佐々岡監督(撮影・加藤孝規)

<広島-阪神>◇23日◇マツダスタジアム

 広島が阪神に敗れ、3年連続シーズン負け越しが決定した。

 ■大瀬良がプロ入り後2番目に短い2回KO

 先発の大瀬良大地投手(31)が先発ではプロ入り後2番目に短い2回4失点で降板した。プロ入り最短は14年6月7日ソフトバンク戦(マツダスタジアム)の1回0/3。このときは10失点(自責6)していた。

 初回に近本光司外野手(27)と大山悠輔内野手(27)に適時打を浴び、1死二塁では原口文仁内野手(30)に左翼へ2ランを打たれた。

 ■松山に2カ月ぶり2ラン出るも4点差重く

 打線は最大4点差をはじき返す力がなかった。1-5の4回無死一塁では松山竜平外野手(37)が右中間へ7月22日以来の2ランを運び、2点差に迫った。

 ただ、2点ビハインドの6回に3番手中崎翔太投手(30)が佐藤輝明内野手(23)に痛恨の2ランを浴び、点差を再び4点に広げられた。

 ■3年連続シーズン負け越し決定

 1ゲーム差だった阪神に再び4位タイで並ばれた。3試合を残して、今季の負け越しが決定。シーズン負け越しは3年連続。

 ◆佐々岡政権の成績(23日時点)

 ▽20年 120試合52勝56敗12分け

 ▽21年 143試合63勝68敗12分け

 ▽22年 140試合66勝71敗3分け





今日の敗戦で、カープのCS進出はほぼ絶望的になりました。エース大瀬良投手があのような内容であれば、チームが勢いに乗っていけるはずがありません。

先発の大瀬良投手は1回1アウト1塁から阪神近本選手と大山選手に連続タイムリー2ベースを打たれ、さらに阪神原口選手にレフトスタンド上段へ2ランを浴びて4点を先制されました。今日の大瀬良投手はストレートに威力がなく、変化球もキレがなく、コントロールも甘い状態でした。もはや1軍レベルのピッチングではありませんでした。大瀬良投手は今季最短2回、5安打、4失点で降板しました。ドリヨシ的に見ても、大瀬良投手は下半身を使って投げていない、いわゆる立ち投げの状態が明らかになっています。今季の登板は今日で終わりにして、明日から来季の春季キャンプインまでに、自身のピッチングフォームを確認しつつ、心技体を鍛え直して欲しいと思います。

3回からは継投に入り、2番手に遠藤投手が登板しました。4回表、1アウト1塁から阪神高寺選手にタイムリー2ベースを浴び、3イニングを投げて2安打1失点でした。

6回からは3番手の中崎投手が登板しました。ドリヨシ的には中崎投手は大事な場面での登板はまだ荷が重過ぎると感じていて、ここでの中崎投手の登板にはドリヨシは疑問が残りました。嫌な予感は的中しました。6回表、先頭の阪神原口選手にセンターオーバーの2ベース。続く阪神佐藤選手にライトスタンド中段へ2ランを浴びてしまいました。続く阪神梅野選手にヒットを許し、1アウトも取れずに中崎投手は降板しました。中崎投手もピッチングフォームを今一度確認する必要があると思います。続く4番手の松本投手が後続を抑えました。なぜ松本投手を回の頭から登板させなかったのでしょうか。首をひねってしまいます。

7回表は5番手のターリー投手がランナーを出すも無失点に抑え、8回表は6番手のケムナ投手、9回表は7番手の森浦投手がそれぞれ無失点に抑えました。

打線は阪神先発の才木投手に対し、1回裏1アウトから上本選手が2ベース。続く西川選手のライト前タイムリーで1点を返しましたが、マクブルーム選手、松山選手が続けず、1点止まりでした。

1-5で迎えた4回裏、阪神2番手の島本投手に対し、先頭のマクブルーム選手がヒットで出塁し、松山選手がセンターへ2ランを放ち、3-5としました。

しかし、打線の反撃はここまででした。結局3-7で痛い敗戦となりました。チームは66勝71敗3分けの借金5となり、3試合を残して3年連続のシーズン負け越しが決まりました。阪神と同率の4位となり、3位の読売が勝利したため、ゲーム差は1.5に広がりました。これで我らが広島東洋カープのクライマックスシリーズ出場はほぼ絶望的になりました。しかし、可能性がある限り、最後まで諦めずに頑張って欲しいと思います。

次回の試合は29日と30日にマツダスタジアムでヤクルトとの2連戦です。全員一丸でこの2試合は勝利しましょう。最後の最後まで全力応援です。