練習試合@宜野座 広島3-4阪神 森下投手3回無失点!開幕投手に闘志!クロン選手対外試合初安打!

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広島・森下が初実戦で3回無失点 開幕投手争いへ「持っているすべてを毎回出していきたい」

2/21(日) 20:12
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東スポWeb

森下暢仁

 広島・森下暢仁投手(23)が21日の阪神戦(宜野座)で先発し3回無失点の好投で上々のスタートを切った。今季初実戦となった右腕は初回、注目の大型ルーキー・佐藤輝に右中間への二塁打を打たれて走者を背負うも4番・陽川を空振り三振に仕留めて好発進。2、3回も走者を背負ったが、最速152キロの直球を軸とした投球で虎打線を零封した。

 投球を振り返った右腕は「一つ一つの球種はしっかり試せた。ファウルを取れるときもあれば、捉えられるところもあったので、いろんな工夫をして取り組んでいきたい」とさらなる精度の向上を課題に挙げた。なかでも2打数1安打だった佐藤輝に対しては「しっかり踏み込んでくる。いい打者だと思う。シーズンでは対戦する場面がたくさんあると思うので、工夫しながらやっていきたい」と警戒感を示した。

〝最大のライバル〟の登場で気持ちはすでに戦闘モードに入っている。右ひじの手術明けで二軍スタートとなっていた大瀬良大地投手(29)が20日から一軍に合流し即ブルペン入り。エースの順調な回復ぶりは首脳陣を安堵させたが、同時に自身初の開幕投手を狙う森下の競争心にも火を付けた。

 この日の好投にも満足する様子はなく「競争して食らいついていきたい。自分の持っているすべてのものを毎回出していきたい」と意気込む森下。尊敬する大瀬良、九里に競り勝ち大役の座を射止めるため、今後も結果にこだわっていくつもりだ。

東京スポーツ


森下投手は順調に仕上がっていますね。
毎回ランナーを背負いましたが、MAX152キロのストレートとカーブ、カットボールのコンビネーションで得点は許しませんでした。結局3イニングを投げて3安打無失点の内容で、上々のスタートになりました。大瀬良投手が1軍に合流し、九里投手も入って3人で開幕投手争いが本格化する中で、まずは森下投手がアピールに成功した形になります。

今日の練習試合で投手で光ったのは、ドラ2の森浦投手とドラ3の大道投手でした。森浦投手は5回、前のピッチャーの床田投手が残したピンチで登板。ノーアウト満塁のピンチでしたが、センターフライ併殺とセカンドゴロで見事ピンチを脱するナイスピッチングでした。大道投手は7回に登板し、3者連続三振に打ち取る圧巻のピッチングでした。森浦投手も大道投手も、即戦力で十分戦える力を持っていますね。

打撃では、新外国人のクロン選手が、ようやく対外試合で初安打をマークしました。4回、阪神2番手の加治屋投手のカーブを叩いて左中間を破る2ベースを放ちました。これでクロン選手は一安心したと思います。呪縛から解放され、今からクロン選手本来のバッティングを披露してくれると思います。

しかし、心配なのは、若手選手に元気がないように感じます。もっとがむしゃらに、ガッツ溢れるプレーをして欲しいと思います。

次回の練習試合は、23日に北谷で中日との対戦です。とにかく若手選手の奮起を期待します。