社会情勢のさまざまなトピックスについて
筆者の見方をお伝えしています。
 
 
領土問題はこうして解決
 
 日本の抱える領土問題は、大きく3つあります。
 まずは、北方領土問題。 
 その成り立ちに目を向けてみます。
 戦後、日本が周辺の国と手を結んで、再びアメリカに向かってくることがないように、日本とソ連の間に領土の曖昧さを残し、手を結ぶどころか対峙するように仕向けました。それが北方領土問題の成り立ちです。
 そこから考えれば、第三者によって喧嘩させられているという共通認識をすることが第一歩です。
 さらに、ロシアにとっては、土の実に0.0001パーセントの大きさの領土にこだわるのは、
結局は、世論とお金が要因であることは明らかです。
 それなら、ロシアから提示された、引き分け、について、かつて、面積2分論があったのを、もう一度引き合いに出して、3島プラス、一番大きな島の一部、を総面積の半分として返還。
残りは、経済協力なり、適当な名目をつけて、買い取る、というのが現実的なアプローチです。
 ただ買い取るのではなく、ロシア国民一人一人に定額給付するための資金を提供するなどすれば、ロシア国民にしてみたところで、小さな島にこだわるよりも、自分の今の生活の大きな金を得るほうが、良いに決まっています。
 そんなふうなアプローチをしてゆくことが、単なるスローガンに終わらない、本当の解決を現実のものとしてゆくでしょう。
 もう2つの領土問題である、尖閣、竹島について見れば、これも、同じようなアプローチをとってゆけます。
 喧嘩させられているという認識が前提です。加えて、大人があれこれ言うと、もっともらしく聞こえるものの、実は、幼児がケーキのイチゴを取り合うような、幼稚な低レベルな問題だという認識も必要かもしれません。
 北方領土問題と違って、お互いに一応宣言と声掛けをしている、安定的な問題ではあるにしても、本当に解決したいのなら、たとえば、グアムやサイパン、テニアンなど本来的に欧米の領土や支配地域であることが不自然な地域について、それを買収して、日本、中国、韓国の3国が、それぞれを共同で管理するのを日本が主導してゆくという方法があります。
 中国や韓国にしても、尖閣や竹島を、日本の領土として認めるなら、太平洋に管理出来る大きな島が貰えるとなれば、そっちのほうが良いに決まっています。
 そんなやり方なりを主導することが、本当の解決につながるでしょう。
 
 
 
 
 
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