「アイズ・・・」ユーリが呟く。
「その名前なら聞いたことあるでござるよ」リュークも言う。
アイズはカレンザに向かって走り出した。
「フローソード!」
カレンザは青白く光る剣をアイズに当てた。
少し苦しむアイズ。
その瞬間、アイズの頭上から氷の刃が落ち、アイズに直撃した。
カレンザ、リューク、マリンは一斉に振り向いた。
「どう?私の力は?」
上にあげていた手をユーリは戻した。
「フローズンシャワーでござるな?」
「アイズの弱点は氷!フローズンシャワーで十分よ」ユーリは頷く。
「なるほど(フローズンシャワーってかなりの強力魔法に部類されるはずなんだけど)・・・ね」カレンザは関心していた。(少し気になる事もあったのだが)
長い時間歩いた。
そろそろ出口が見えてきてもいいころだ。彼らはそう思っていた。
その時、まばゆい光が辺りを照らしている。出口だ。
彼らは走った。
フローピアスで何をするのか全く分からないまま。
そして、何が起きるか分からないまま・・・。
彼らが全てを背負っているなんて微塵も思っていないだろう。
そう、これは後で分かる事だから・・・
Yahoo時代から続くこの物語も今シリーズで完結する。
謎なんて残さずに・・・。