第1話 Waking | my生活記録。

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寒~くなって来ましたね。風邪には十分注意しなきゃ!

鬼神を倒してから何年経つだろうか・・・

彼らはそう思っている。

彼らの仲間の1人はまだ目が覚めない。


家の外は雪がちらついていた。

積もるほどの量ではないと分かっていた。

家主は外へ出た。

暗く、家の明かりで照らされた雪は幻想的に見えた。

この雪が悪夢の始まりだと知らずに・・・。

家主は家へ戻り、扉をかたく閉めた。

「そろそろガタが来たんじゃねぇか?あきらめな!」家主は彼らに怒鳴り散らした。「いくらこの状態だからってもう2,3年この調子!商売あがったりだよ!他を当たってくれ!」

「そ、そんな。あと1日居させて下さい!」彼らは頭を下げた。

「その言葉何回目だ?」家主は彼らを見下ろした。

「明日の夜出て行きますから!」彼らは家主の前で土下座をした。「お願いです」

「俺はこの辺りでじゃ有名な頑固者だ!まぁ、自分で言うのもなんだがな。とにかくダメなものはダメだ!帰れ帰れ」家主は無理やり彼らを追いやった。


雪が降る中、彼らは明かりを目指して歩いた。

「大丈夫か?」赤い帽子をかぶった少年が皆に言う。

皆は何も言わず歩いた。

「すまねぇ・・・」

彼らは素早く赤い帽子をかぶった少年に目をやった。

「もう、意識戻ったから・・・」赤い帽子をかぶった少年に背負われている少年が少し起き上った。

「とにかく宿を探そう」彼らはとにかく歩いた。


そんな中町では何が起きていたかなんて知らずに・・・。