我が家の飼い猫となったジジ。
カーテンのぼり、壁の爪研ぎ、ヤンチャぶりを発揮。
おかげで、家はみるみるうちに傷だらけ…。
こんな事で怒っていては猫は飼えない、そう思った。
ジジのヤンチャぶりは、1年の間続いた。
家は傷だらけになったが、みんなに癒しをくれた。
1歳になった頃からおとなしくなり、外に散歩に行っ
たり家でお昼寝する猫生活を始めた。
3歳の頃普段道理に夜の散歩へ、帰ってきたジジはぐ
ったりとしてしまった。
何事が起こったのだろう、ジジの体を調べた。
足がだらっと動かなくなっていた。
とにかく病院へ…しかし時は夜9時を過ぎていた。
動物病院はどこも閉まっている。
電話帳を探し夜間に診てもらえる動物病院を探した。
幸いにも、夜間当番制で診てもらえる動物病院を見つ
けた。
診察の結果、かまれた事による骨折と傷の炎症。
足の先の細い骨の修復手術を行い、1週間の入院をし
た。
退院後は1週間毎の通院、完治するまでに2ヶ月がか
かった。
初めてのギブス姿、最初はぎこちない動きだっだ。
最後の方はトイレや、階段の上り下りを上手にこなし
た。
あの時以来、ジジの外の散歩を禁止した。
可哀想な事をしているのかもしれない…でもジジのた
めだと思った。
外は思った以上に危険がいっぱいだった。
いつまた起こるかもしれない危険からジジを守りたか
った。
最初のうちは出たがっていたジジも、家生活に慣れっ
ていった。
家生活の間には脱走を何回か繰り返したが、快適猫生活
を送っている。
きっとこのままの生活がずっと続くと思っていただろう
8年後に家族が増えるなんて思わなかった…