私の実家、父が生きていた時 りんご農家でした。
父の膝の調子が悪くなってからは山間部にあったリンゴ畑の木を切り倒してさら地にしてしまいました。
私が小さい頃(今から50年前ぐらい)は、実家から6kmほど離れたこの場所まで耕運機に台車をつないで乗って来て朝から晩まで父と母が農作業していた傍らで遊んでいたのを覚えています。
畑の真ん中には、小さな資材置き場の小屋がありその小屋の中央部には薪ストーブが
ありました。昼になると母がよくそのストーブでトン汁やみそ汁作って食べさせてくれたことが懐かしく感じます。
りんごの木に登ると津軽平野が一望でき遠くに岩木山や八甲田山を見ることができました。その登った木の上で、よく歌を歌ったりラジオで覚えた落語を子供ながら語りました。するとよく父が上手いなあ~と言ってくれました。
そんな優しい父も他界してかれこれ9年になりますが、今回久しぶりにこのリンゴ畑の跡地 (通称「おぐの山」山の奥地にある山という意味です)を見てきましたが、草ぼうぼうでした。
浪岡町西山公園の展望台から見える浪岡市内 子供の頃 この斜面でスキーをしました。それも実家から4kmある場所ですが、よくスキーを担いで歩いてきたものです。
タフだったなあ~(笑)

この展望台から数百メートル行くと実家のリンゴ畑跡があります。
眼下は津軽平野と岩木山です。冬は吹雪いて厳しい地域に変貌します。

ロケーションは抜群の場所にあります。
今後この跡地をどうするかは兄しだいですが、なんかこのままにしとくのがもったいない感じがします・・・