組織検査の結果が出るまでの間、
乳癌の本から知識を得たり、
友達に話を聞いたりしていろいろ考えました。
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乳癌かもしれないという状況の中で
割と能天気でいられたのには
いくつかの理由が考えられます。
ひとつは身近に乳癌になった人が何人もいて、
(思い当たるだけで10人以上います)
そのうち亡くなった方が2名
(二人とも20年以上前に・・・・)
そのほかの方は今も元気に暮らしているので、
乳癌は早期に発見すれば根治できるという思いがあったこと。
そして自身がもし癌であったとしても、
早期なのではないかと思いがあったこと等。
ただ転移して亡くなられた方の手記を何冊か読んだことがあり、
ニュースでも話題になったり、
ドラマでも見たり・・・・
と他の癌同様で発見が遅れると怖いという認識もありました。
だから
大丈夫・・・と思っていても
「もし転移していたら」
とふっと不安がよぎることもありました。
(これは今でも・・・・)
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学生時代から40年来の友人も
乳癌の経験者です。
彼女は私より2年早く早期退職したのですが、
辞めてすぐに「乳癌になったんよ」との連絡がありました。
手術の前に抗癌剤治療をするとのこと。
術前に投与することで
その抗癌剤が有効かどうか確認できるという意図もあるらしく、
実際彼女の場合投与後、癌が小さくなっていました。
間をあけて通院で4回投与、
投与後は1週間は外出禁止、
1回目の投与の10日後くらいから髪が抜け始めたそうです。
4回の投与が終わって手術までに会いましたが、
髪が全部抜けてしまったとのことで
ウイッグをつけていました。
だから私も自分が乳癌かもしれないとなったときに、
ウイッグの値段っていくらくらいなのだろうと
真っ先に調べましたよ(・_・;)
彼女はもう術後5年が経ちますが、
今振り返ると
手術よりも抗がん剤治療の方が辛かったとのこと。
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乳癌で亡くなられた身近な方のひとりは、
仕事での同僚です。
その当時は乳癌の標準治療といえば、
手術で乳房を全部摘出して、
その周囲のリンパ節もすべて郭清するというものでした。
だけど彼女は乳房の温存手術を受けたのです。
「そういう治療もあるんだ」とその時初めて知ったのですが、
術後しばらくして再発し、他の臓器に転移して亡くなりました。
スポーツが得意で元気な人だったのに
あっという間の出来事でとてもショックでした。
それ以来ずっと
「温存ではなく全摘していれば彼女は助かったのではないか。」
という思いが心の片隅でくすぶっていました。
だから自分に乳癌の疑いがかかった時、
温存ではなく全摘してもらおうと考えました。
買った本には
全摘したあと、乳房の同時再建をすることもできると書いていたので、
これだ!と思いました。
温泉が好きなので全摘したら大浴場には入りにくいな・・・・
なんて思っていたので・・・・
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そんなこんなを考えながら、
結果が出るまでの間に
かなり乳癌に詳しくなりましたよ(^_^;)