回転寿司のスシローの醤油ボトルをなめる動画拡散されている。海外のワシントンポストなどでも報道されており(LINK)、日本の食への信頼へのダメージは大きい。ただ最近こうした事象が起きはじめたわけではなく、昔からこういうおバカな輩は一定数いたはずであり、それが近年になり可視化されただけである。

 

刑務所収監者の知能指数は低いことは事実であるが(IQ 80未満は約16%しか存在しないはずだが、刑務所収監者ではIQ 80未満が4割を占める。IQ 71~80は知的障害との境界域である。そして半数はいるはずのIQ 100以上はわずか7.2%しかいない。:LINK)、今回の一連の飲食店でのテロ行為をみると、わざわざSNSに投稿して証拠を残すあたりに知性の欠如を感じる。

 

飲食店各社は、加害者からの謝罪を拒否などして、刑事・民事の責任を追及するといっていおり、これは模倣犯を防ぐうえで抑止効果になる。しかし、問題は、こういう悪戯行為を行う連中は、ニュースをみる習慣もないし、重大な責任が生じるから悪戯行為はやめようという判断ができる程度の頭脳を持ち合わせていない確率が高いことである。

 

確率論的におそらくこの程度の悪戯は無くならない。不潔だというのであれば外食を一切しないか、まともな客しか出入りしない中流以上の飲食店のみを利用するしかない。結局、庶民が利用する店は、客にならず者がいる確率が高くなってしまうので、そのリスクを承知で、ちょっとした不潔さぐらいはどうせ死ぬわけではないとある程度は許容して利用するしかない。

 

こうしたリスクを排除するには、Amazon GOのような店舗にしてしまうのも一案である。Amazon GOに事前に登録してクレジットカード情報を登録し、あとはアプリで入店してほしい商品をとって出るだけである。AIが手に取った商品を判別し、決済は登録済みのクレジットカードで行われる。これをコンビニや飲食店で共通のシステムとして導入したり、大型商業ビルで導入すると、そもそもクレジットカードをつくれない信用が怪しい客は入店できず、悪質な客はアカウントを停止すれば排除ができる。実際には導入コストの問題や回転率を上げて広く集客しないといけない飲食店などの業態では難しいと想像されるが、しかし、会社内のコンビニなどだと類似サービスがすでにあるので(NEC本社は顔認証のコンビニがある:LINK)、特定の人のみが利用できる施設内の店舗では活用できるのではないかと思う。要は欧米の高級ホテルやレストランで、ドアマンがやっている選別作業を、システム化してしまうのだ。現に中国では様々な情報から個人に信用スコアが活用されたりしている。知能水準・教育水準・経済水準などで日本はすでに階級社会になっているので、遠い将来、前記のようなシステム的な選別が行われる可能性はないとはいえないと思う。それは新しい形のゲーティッドコミュニティの誕生である。