ルーマニアの首都ブカレスト郊外で、20歳の日本人女性が暴行された上で、殺害されているのが見つかったそうだ。地元警察は、Ｖ・ニコライ容疑者を逮捕。女性の遺体は、17日にブカレスト郊外の国道沿いの森の中で見つかったという。所持品などから、女性はマスノ・ユリカさんとみられる。マスノさんは15日にブカレスト国際空港に到着した後、同容疑者とタクシーに乗り込んだところを目撃されていた。マスノさんは東京在住の聖心女子大の２年生との情報もあり、どうやら海外の企業やNGOなどで短期間働くインターンシップで、ルーマニアを訪れたとみられる。このインターンシップを運営する学生団体（アイセック）の担当者は「現在、事実関係を調べています。女性が我々の団体に所属するかどうかは、今は言えません」と詳細を語らなかったそうだ。
ツイッターやフェイスブックから女子学生が誰なのかがほぼ判明している。ツイッターなどによると、ルーマニアについたのは夜中らしい。若い日本人女性が一人で発展途上国を夜中に歩くなど、危険極まりない。ルーマニアでは夜行列車に３時間乗る予定だったらしいが、リスクを無視したスケジュールと言わざるを得ない。
ルーマニアの一人あたりGDPは9000USドル程度。日本は４万7400USドル程度だから、日本の５分の１以下しかない貧しい国だ。一人あたりGDPでみると、ルーマニアは南アフリカやコスタリカなどと同程度。凶悪犯罪はそこまで多くないようだが、詐欺・泥棒は多く、違法タクシーなども多いので注意が必要だそうだ。なお、200万匹程度の野犬もおり、2006年には日本人男性が野犬に殺される事故もあった。被害者女性は違法タクシーの運転手に引っかかってしまったらしい。日本と同程度に安全な国などそうそうない。海外旅行では注意が必要だが、危機意識の低い旅行者は多い。
何より問題なのはインターンの斡旋をしていた学生が運営するアイセックというNPOだ。夜中に女性をルーマニアに一人でいかせるなどという無理な予定を立てたことの責任はどうとるのだろう。驚いたのだが、アイセックのHPが閉鎖されている。関係者の名前の流出を防ぐ狙いだろうか。しっかりと事後処理はすべきだと思うが。よく思うが、学生団体＝学生のビジネスごっこ、ほど危ないものはない。責任の所在もうやむやだし、リスク管理ができていないのでリスクが発現した場合にちゃんと対応してもらえないことが多いからだ。リスクを伴う事業を学生だけで行うことの是非自体も今後よく議論されるべきだろう。
以前、私もアイセックの人にインターンどうですか？と声をかけられたが、学生団体がまともに機能しているわけもないし（ノリだけでやってるところが多い）、保険などの説明も無く怖かったのでやめた。結局、大手旅行会社に業務を委託しているNPOでインドに行ったが、ガイドさんもかなりしっかりした人で食事もレストランなどでしたので、安全な旅立った。途上国では、平和ボケの日本人は良いカモ。途上国へはちゃんとした団体や企業以外では行かないほうがいい。まだアジア人なら体格が日本と同じか日本人より小さいのでいいが、欧米人は日本人より体格がいいので何かされた時に抵抗しようがない。ルーマニアは2006年まで徴兵もあったので兵役を受けている男性も少なくはない。今回の被害者の日本人女性は司法解剖の結果、乱暴される際にかなり抵抗したとされているが、元兵士相手に敵うわけがない。
よくテレビや雑誌にある途上国特集も問題だと思う。綺麗なところしかうつしていないのだから。テレビ局とかの番組のはちゃんとしたガイドとかに頼んでる。本当に個人で行ってどうにかなるわけがない。途上国へ行って世界観を変えようという自己啓発系のツアーなどだと（特に学生団体主催のやつ）、「困難を乗り越えてこその達成感がある」とかいう脳内お花畑の宣伝文句が並ぶが、自らリスク管理を放棄しているようにしか見えない。途上国にいった友人の話を聞くと、露天で食事してお腹をこわしたとかいう話をたまに聞くが、露天の食事の衛生状態の悪さを知らないのだろうか。おかしな病気、寄生虫などに感染したらどうする気なのだろう。こういうのを若さとかノリとかいって誤魔化す人も多いが、脳内お花畑にもほどがある。よくよくリスクなどは自己管理していかないとダメですね。世の中、自己責任が原則ですから。亡くなられた女子学生のご冥福を願います。
＝追伸＝
アイセックからのコメントが出てました。以下がそれです。
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＜アイセックジャパン コメント＞
ルーマニアに渡航した邦人女性が同国内で亡くなられたとの報道がなされておりますが、当団体ではご遺族のご意向を踏まえ、本件に関して一切の説明を差し控えさせて頂きます。
2012年8月20日
特定非営利活動法人アイセック・ジャパン
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自分の団体が派遣した方がなくなられたのにお悔やみの一言もない。非常識ではないでしょうか。アイセックと関係があったとも明確にすらしないで、遺族の意向を理由に一切説明しない。今後の対策などへの言及もなし。学生の素人団体なんてしょせんはこんなものですか。
ツイッターやフェイスブックから女子学生が誰なのかがほぼ判明している。ツイッターなどによると、ルーマニアについたのは夜中らしい。若い日本人女性が一人で発展途上国を夜中に歩くなど、危険極まりない。ルーマニアでは夜行列車に３時間乗る予定だったらしいが、リスクを無視したスケジュールと言わざるを得ない。
ルーマニアの一人あたりGDPは9000USドル程度。日本は４万7400USドル程度だから、日本の５分の１以下しかない貧しい国だ。一人あたりGDPでみると、ルーマニアは南アフリカやコスタリカなどと同程度。凶悪犯罪はそこまで多くないようだが、詐欺・泥棒は多く、違法タクシーなども多いので注意が必要だそうだ。なお、200万匹程度の野犬もおり、2006年には日本人男性が野犬に殺される事故もあった。被害者女性は違法タクシーの運転手に引っかかってしまったらしい。日本と同程度に安全な国などそうそうない。海外旅行では注意が必要だが、危機意識の低い旅行者は多い。
何より問題なのはインターンの斡旋をしていた学生が運営するアイセックというNPOだ。夜中に女性をルーマニアに一人でいかせるなどという無理な予定を立てたことの責任はどうとるのだろう。驚いたのだが、アイセックのHPが閉鎖されている。関係者の名前の流出を防ぐ狙いだろうか。しっかりと事後処理はすべきだと思うが。よく思うが、学生団体＝学生のビジネスごっこ、ほど危ないものはない。責任の所在もうやむやだし、リスク管理ができていないのでリスクが発現した場合にちゃんと対応してもらえないことが多いからだ。リスクを伴う事業を学生だけで行うことの是非自体も今後よく議論されるべきだろう。
以前、私もアイセックの人にインターンどうですか？と声をかけられたが、学生団体がまともに機能しているわけもないし（ノリだけでやってるところが多い）、保険などの説明も無く怖かったのでやめた。結局、大手旅行会社に業務を委託しているNPOでインドに行ったが、ガイドさんもかなりしっかりした人で食事もレストランなどでしたので、安全な旅立った。途上国では、平和ボケの日本人は良いカモ。途上国へはちゃんとした団体や企業以外では行かないほうがいい。まだアジア人なら体格が日本と同じか日本人より小さいのでいいが、欧米人は日本人より体格がいいので何かされた時に抵抗しようがない。ルーマニアは2006年まで徴兵もあったので兵役を受けている男性も少なくはない。今回の被害者の日本人女性は司法解剖の結果、乱暴される際にかなり抵抗したとされているが、元兵士相手に敵うわけがない。
よくテレビや雑誌にある途上国特集も問題だと思う。綺麗なところしかうつしていないのだから。テレビ局とかの番組のはちゃんとしたガイドとかに頼んでる。本当に個人で行ってどうにかなるわけがない。途上国へ行って世界観を変えようという自己啓発系のツアーなどだと（特に学生団体主催のやつ）、「困難を乗り越えてこその達成感がある」とかいう脳内お花畑の宣伝文句が並ぶが、自らリスク管理を放棄しているようにしか見えない。途上国にいった友人の話を聞くと、露天で食事してお腹をこわしたとかいう話をたまに聞くが、露天の食事の衛生状態の悪さを知らないのだろうか。おかしな病気、寄生虫などに感染したらどうする気なのだろう。こういうのを若さとかノリとかいって誤魔化す人も多いが、脳内お花畑にもほどがある。よくよくリスクなどは自己管理していかないとダメですね。世の中、自己責任が原則ですから。亡くなられた女子学生のご冥福を願います。
＝追伸＝
アイセックからのコメントが出てました。以下がそれです。
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＜アイセックジャパン コメント＞
ルーマニアに渡航した邦人女性が同国内で亡くなられたとの報道がなされておりますが、当団体ではご遺族のご意向を踏まえ、本件に関して一切の説明を差し控えさせて頂きます。
2012年8月20日
特定非営利活動法人アイセック・ジャパン
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自分の団体が派遣した方がなくなられたのにお悔やみの一言もない。非常識ではないでしょうか。アイセックと関係があったとも明確にすらしないで、遺族の意向を理由に一切説明しない。今後の対策などへの言及もなし。学生の素人団体なんてしょせんはこんなものですか。
