車で廃品回収の仕事をしていると、
さまざまな事件に出くわす。
田舎の畦道で対向車と向きあった。
どう見てもどっちかがバックしないと先行く道はない。
が、田舎の畦道は夜は真っ暗。特に、地方の田舎の夜道は街灯一つもないので、
ブラックホール並みに暗い。
それに、向こうは老夫婦で婆さんがハンドルを握ってる。
―えっマジ!俺、バックせなあかんの!?―
婆さんは膠着したまま。
沈黙の世界が続くと、
オレの後ろに白いワゴン車がぴったり付いてクラクションの嵐。
―前には進めず後ろに戻れず、まるでオレの人生そのもの―
と、その時、後ろのワゴン車からどう見ても品のない若造がやってきて、ドアを1蹴り。
『何、しとんなら。おえんがなぁ~!』
と方言丸出しで超ピンチ!
それを見た前の老夫婦の爺さんがババアとタッチ交代して、すんなりバック。
―最初から代われよ!―
ホッとしたのも、束の間、回収所に戻ると、社長が
『どうしたん、ドア凹んでるで―!』
まさか、あの時の―![]()
事情を話すと、
『その車、ナンバー覚えてるか?』
―そんなん、覚えてる余裕なんかあるわけ、ないやん―
が、社長
『しゃーないわ!』
でホッ![]()
で、翌日、
『ドアの修理代50000円かかるみたいやなぁ』
マジ!![]()
『まぁ~、立て替えとくから、売上からちょっとずつ引かしてもらうわ!』
まぁ、命があるだけでもよかったと、前向きに思う今日この頃。
明日はまた農家回りだ。オレのマイウェーは畦道やしね!