趣味のゲームで稼ぎたいと、Youtubeでゲーム実況配信を始めたNさん。
好きなゲームを楽しみつつ、自身のスキルを披露しながら広告収入も得られると考えていました。
しかし、実際に配信をしてみると困ったことがたくさんあったといいます。
今回は、Youtube動画配信でのお悩みとNさんが行った防音対策についてご紹介しましょう。
■動画・音声配信は自宅じゃ無理!?
ゲームをプレイする自身の映像とともに、実況中継を配信しようと思っていたNさん。
戦闘系ゲームをプレイしながら、同時に解説も行います。
時折コメントにも返答し、順調に配信を進めていました。
ところが、ふと窓の外から聞こえてくる断続的な音に気が付いたのです。
一旦配信を中断して外を見てみると、自宅の隣の家の住人がDIYをしています。
のこぎりで木材を切ったり、電動ドライバーでネジを締めたり、大きな音が鳴り響いていました。
配信した動画を見直してみると、DIYの音も入り込んでいます。
また、Nさんが外出した際に近所の人から「最近何やってるの?Youtubeってやつ?」と聞かれたそうです。
■ゲーム実況配信は防音対策が必要
Nさんは、外部からの音の侵入、部屋からの音漏れを対策するため、防音リフォームを決意します。
初めはホームセンターに行って使えそうなアイテムがないか探してみましたが、よく分からなかったので地元の工務店に相談したそうです。
すると防音対策を専門に行っている環境スペースを紹介されたので、そちらに依頼することに。
担当者から必要な対策について提案してもらい、見積もりを取った上で施工を決めました。
Nさんはゲームの実況配信を自宅で行いたいこと、場合によっては大きな音や声が出る可能性があること、自宅の住所がバレるような音が動画に入り込まないようにしてほしいことなどを担当者に伝えたといいます。
■部屋をまるごと防音室に
担当者は、窓やカーテンを防音性に優れたものに取り換えるだけでは不十分と判断しました。
そこで部屋全体を吸収材で囲み、音の反響を最小限にする方法を採用。
反響が抑えられることで配信マイクが拾う音もクリアになり、防音以上の効果があったとNさんは満足しています。
ゲームで発生する音は重低音も多く、振動により別の部屋まで響いてしまうこともありました。
吸音材を設置してからは部屋で発生する振動も吸収し、床づたいに隣の部屋へ響くのも防げるようになったといいます。
自室を防音室にリフォームした結果、外からの音がほとんど聞こえなくなったとNさんは喜んでいます。
家族もゲームの音や実況中の声が気にならなくなり、部屋の近くを静かに通るよう配慮する必要もなくなって安心しているとか。
音を扱う仕事・趣味の前には、まず環境を整えることが大切ですね。