お子さんにせがまれて、子犬を飼うことになった梨本さん。
元気なポメラニアンの男の子を家族に迎えました。
毎日しつけを頑張っていますが、なかなか吠え癖が直りません。
近所迷惑になっていないか気にするうちに、犬を飼っていることがストレスに感じるようになってしまいました。
今回は、梨本さん宅の防音対策事例をご紹介します。
 

■犬が鳴き声は救急車レベル!?

犬の鳴き声は、90~100デシベルくらいだといわれています。
犬種や大きさにもよりますが、救急車のサイレンと同じくらい大きな音量になってしまうことも珍しくありません。
特に吠える声は遠くまで届き、子犬の場合はキャンキャンと高い音で鳴り響くのでストレスになりやすいでしょう。
無駄吠えする癖のある犬も多く、深夜や早朝に吠えることもあります。
また、アパートなどの集合住宅の場合は、走ったり飛び跳ねたりする足音が下の階の住民にとって騒音となる可能性があります。
犬を飼う際は、周りの人に迷惑をかけないように防音対策を行いましょう。
 

■どんな防音対策ができる?

梨本さんは、犬の鳴き声を防音するための方法について専門業者に相談することにしました。

梨本さん:近くに環境スペースさんとか、評判の良い業者さんをいくつか見つけました。
壁に防音タイルを貼ったり、二重サッシの窓に取り替えたりすることで対策できると言われて。
見積もりを取ったうえで、リフォーム可能なところを施工してもらいました。

梨本さん宅の場合、壁や窓の防音対策で外に漏れる鳴き声を小さくして、床に吸音材を敷くことで足音の軽減にも成功しています。
さらに窓に厚手の防音カーテンを引き、鳴き声を最小限にする万全な対策を行いました。
 

■ペットを飼う家庭はお手入れのしやすさも大切

梨本さんは床に吸音性・防振性の高いマットを敷きました。
防音マットはさまざまなタイプが販売されていますが、ペットを飼うご家庭にはタイル状のものがおすすめです。

梨本さん:カーペットのように使える長いタイプのマットを探していたのですが、業者さんから「タイルの方がお手入れが簡単ですよ」と教えてもらいました。
確かに汚れたところだけ外して水洗いできて、とっても便利ですよ。
トイレトレーニングがうまくいかなくても、これなら簡単に掃除できるので助かっています。

ペットがマットを引っかいたり噛んだりしても、タイルタイプのマットなら傷んだところだけ取り替えられます。
食べこぼし・落書きなどの汚れも簡単に洗い流せるので、赤ちゃん・いたずらっ子のいるご家庭でも大活躍のアイテムですね。



梨本さんは、これまで犬の鳴き声について近所から苦情を言われたことはないといいます。
しつけはもちろん、吠えてしまったり飛び跳ねたりしても近所迷惑にならないような配慮が大切です。
ペットを購入する際は、事前に鳴き声や足音の騒音についてご家庭で話し合っておきましょう。