総選挙「自民党VS民主党」 | 時勢論

総選挙「自民党VS民主党」

2005年9月11日。

小泉政権の柱「郵政民営化」法案の棄却にともない、衆議院解散。

この日、本日総選挙となった。


20:50分現在、自民圧勝の予感・・・

今回の選挙は、自民のイメージ戦略勝ちだ。個人的には、両党のマニフェストを読む限り、民主の方がメリットがありそうで応援していたが、プロモーションに問題があると懸念していた。


寄生虫に冒されたがごとく、「郵政民営化」を詠う小泉さん。

党のマニフェストを中心に、複数の話題に触れ、自民と比較して民主の政策を詠う岡田さん。


9.10の日経新聞にも両党の新聞広告が出稿されていたが、自民は自民のイメージ向上を狙った感が強く、でかでか「いま一度日本を洗濯申し候」と坂本龍馬の名文句がコピーになっていた。

一方、民主は小泉政権時代の失態を数字で表記して、政権交代の必要性を説いた。

ロジックは民主の方がしっかりしていると思うのだが、インパクトがいまひとつ。日経新聞の媒体特性を考えると、民主の広告展開は共感できるのだが、日経を読むのはビジネスマンだけではなく、飽くまで民間の新聞社である。ここでもやはり、インパクトが肝要になっているのではないか。。。


自民のやりたいことはわかりやすい。しかし、小泉さんが来年9月には退陣。また、今回の郵政民営化はアメリカの圧力もあるという噂もある。数字での説明するとこも少なく、具体化に欠ける。


民主も一部具体性に欠けるが、自民に比べれば具体性がある。郵政問題以外にもいろいろ考えていて、その分、自分にメリットを感じる点や共感できる点が多かった。


議席は自民が圧倒的にもっていきそうだが、国民新党や新党日本、また既存の政党など、とことん議論を重ねていただき、よりよい政治にしてもらいたい。

ここまで国民に指示された自由民主党は、一年後、そんな日本にしてくれるのか。

楽しみです。