ずっと、原作本などを先に読まずに

ドラマだけ追っていてよかった・・・


何故このドラマが、これだけのお金をかけてでも

「昭和40年代前半」の設定を忠実に守る必要があったのか、

最後の最後でようやくわかりました。

(先週の「阪神の帽子」は今週も出てきちゃいましたけど、ね)


これが現代の設定に置き換えられていたら、

この物語自体が成立しなかったわけだ・・・

(血液型の検査ミスの話。

現代に置き換えられたら、ほぼ、起こらない)


いや、本当に、これまでこの物語を

ドラマのみで追っていて、本当によかったとつくづく思います。

最後まで見入ることが十分にできました。

今は原作本の小説を読みたい・・・というより

昭和50年頃にNETで放送された、鉄平役を加山雄三氏が演じられた

「華麗なる一族」を観てみたい気分。


万俵鉄平はフィクションの中の人物ではありますが、

彼が亡きこの世で、僕らは彼のメッセージをどう受け取れるのか・・・


少なくとも、立ち止まってはいられないということ。

それを強く感じる次第。


木村拓哉、良かったんじゃないでしょうか。

やはり求心力を持った、ヒーロー然とした形にはなりましたが、

彼が見せてくれた「挫折」の姿・・・


これまでほとんど見たことのなかった木村拓哉の姿がそこにありました。


最終話まで視聴意欲が尽きることのなかったこの作品。

スケールがでかすぎて、再放送が逆にできないんじゃないか、

そんな余計な心配もしてみたり・・・

とりあえず自分はDVD予約 してしまいますが。


それと、大変話題になった視聴率戦争。

「ハケンの品格」最終回が26%を取っており、

「花より男子2」も含めた視聴率争いの結果が楽しみです。


とにかく、重厚なドラマを熱く見せてくれたスタッフ・出演者に大感謝、です。

お見事でした・・・