く~っ!!!


言葉にならない、そんな叫び声をあげたい気分です・・・


正直、ガジャ様との最終決戦に関しては

ちょっと物足りないかな、というところもあったんですよ。

なんか、2ターンぐらいで攻撃が終わってしまう応酬が

等身大戦、ロボ戦でも続いてしまったような感じがして。

もちろん、最後の全ビークル大集合、というのは意外すぎる展開で

これはものすごく見応えがあったのですが。


しかし、たどりついたオチが、ね・・・

なんというか・・・(笑)


これ、あくまでも自分の中での感想なのですが、

歴代スーパー戦隊最終回でも、その終わり方で最も

「ムリヤリ納得させられた」終わり方と言いますか(笑)

しかも、その納得させられ方が、心地良かったんですよねぇ・・・

なんかこう、誰もが幸せになる終わり方、というか。


だって、ねぇ。

明石は新しい冒険を追い求めることが大好きだし、

宇宙に飛び立つなんて願ってもないこと。

(まさかあの「NASA行き」のネタがここで生きるとは・・・NASAに行ったわけではないけど^^;)

真墨は(不本意だとは思うけど)ボウケンジャーのチーフとして

これからも、まだ超えられない壁を超える挑戦が続けられる。

蒼太・映士・菜月に関しては

それぞれの理由でとても大事な「ボウケンジャー」という居場所に残留できている。


そして、そう。忘れてはいけない。

さくら姉さん。

よかったよねぇ・・・このオチは本当、見事でした。

考えてなかった。

きっと「6人がこれからもネガティブを撃退し、プレシャスを回収する」

そんなエンドレスなエンディングを予想していただけに。

嬉しい「裏切り」でした、実に。


彼女がようやく、「サブチーフ」という役割から

「西堀さくら」という一人の女性として、生きていける。

まあ、攻略しなければならない相手は相当のツワモノではあるのですが(苦笑)

それこそさくら姉さんの「果て無き冒険魂」があれば、ねぇ。

いつの日にか・・・

というか明石を制御できる人はこの人しかいないわけで(笑)


うーん、

明石暁と西堀さくらのその後が、早くも観たくなってきた!

気は早いですが、「獣拳戦隊ゲキレンジャーvsボウケンジャー」があれば

2人がどんな形で宇宙から帰ってくるのか、なんか、楽しみに・・・


というわけで、

スーパー戦隊シリーズ30周年記念作品、ということで製作された

「轟轟戦隊ボウケンジャー」でしたが、

いい具合に、「スーパー戦隊の歴史」に縛られなかった、

独自の魅力をちゃんと確立できた戦隊だったと思います。


回が進むごとに、「プレシャスの回収」から

「ネガティブを倒し、プレシャスを回収」という目的が強くなってきた部分は

致し方ないかもしれませんが、

それでも様々な形の「冒険」を見せてくれました。


何かのインタビューで「『冒険』という柱があるから、そこに戻ってこれる」

という描写があったような気がしますが、まさにそれですね。

その軸がしっかりしていたから、様々なエピソードが生まれ

それを楽しむことができました。


前も書いたのですが、

正直、本筋以上に各エピソードが面白かったので、

途中で「菜月の過去なんでどうでもよい、菜月は菜月だ」とも思ったし、

ラストの「真墨の闇」なんてどうでもよい最たるものでしたし(苦笑)


とにかく、この6人の冒険を楽しめた、そんな感じなんですよね。


特に印象に残るエピソードは、

明石が単なる"冒険バカ"であることが十分にわかった「孤島の決戦」、

菜月が都会で大冒険し、ダイボウケンのとんでもない破壊も見られる「初音の鼓」、

さくら姉さんと映士の交流が見られ、さくらの燃える変身が印象に残る「亡国の炎」、

そしてさくら姉さんと蒼太の"ボウケンジャー古株組"のコンビネーションが楽しい「神の頭」、

蒼太の活躍があまりにも爽快、エンディングも爽やかな「虹の反物」

などなどですかね・・・

僕の中のベストエピソードは「虹の反物」ですね。

これは戦隊史上に残る名作だと思います。万人に勧められる。


なんか「電王」を観ながら書いている今も、

ボウケンジャー最終回の余韻が心地よくてしょうがない。


ゲキレッドとの引継ぎ式の、明石らしい何気なくさりげない去り方、

その背中を見て急にさびしくなってきたのもありますが・・・


うん、やっぱりまた

ボウケンジャーに逢いたいですね。

この6人の活躍、もっと観てみたいです。

取り急ぎは来月の「轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊」、

そしてラストの日までスカイシアター。


まだまだその最後の日まで、彼らの活躍を見守りたいと思います。

永遠に終わらない「冒険」の旅へ・・・

ありがとう、轟轟戦隊ボウケンジャー!