え~と、清算業務も大詰めです。消費税の中間納付をしなくてはならなくなり一度納付した上で、還付を受け清算申告を行うとい少々厄介な手続きを踏むことにしたのですが、還付されてきました。はぁ~、やっと申告できる。・・・最後の最後まで支払いを渋っていた債務者からの入金もあり、無事清算結了できます。と、ここで株主にも目を向けなくてはいけません。

株式会社にとって最高意思決定機関は、株主総会。会社は株主のものですから。・・・この手の議論は数年前議論になったことがありますよね。さて、株主総会を開く際には、2週間前までに発送することとなっています。ので法令に基づいて発送します。もちろん定款で別に定めることもできます。この定款というのは会社の基本原則・ルールといいますか、手続きその他諸々ひっくるめて記載した会社の法典というべきもの。定款に特に記載していなければ、法令に基づいて株主総会を開きます。

 ところで、清算する場合の議決に関していえば特別決議で足りるはず。でも、これだとほとんどの株主は納得しない。肝心なのはどうして損が出てしまったのか、いくら残りそうなのかを伝えること。ひとり一人納得してもらうまで説明することだ。株主の中には、出資=貸付金と勘違いしている人もいる。日本の企業の半分以上、確か70%程度は中小企業だったと思うが、基本的に同族企業で親族だけの株主であっても説明することは非常に重要だ。それに、出資金という性質を本当に理解できている人はあまりにも少ないのが現実。取引先などが出資者の場合はもっと厄介。

 株主さんの中には、破産債権の取り立てに行って来い、今ここで株を買い取れなど欲望のままにお話になる方もいる。これは時間をかけて話をする意外に方法がない。ま、その後清算業務をやって、残余財産を確定させるわけだが、その確定させる為の作業が清算申告だ。最終的にいくら残りました、いくら清算配当できますと言う報告書をつくる。財産目録「現金何円」というやつだ。これで、株主総会で報告して残余財産の承認を経て、配当案を承認してもらえば残る手続きは、配当だけだ。

さて、その作業にとりかかる・・・・株主嫌い・・・カゼ