はぁぁ~。
海鮮まぐろ丼は変わってる。・・・とよく言われる。
そんな変わってる人が代表清算人なんてやってるもんだから、相手はかなり仰天するそうだ。普通、債権の取り立てに行く場合は、コワモテの恰好で行ったり、法律用語を駆使したりして債務承認や支払計画をとるものらしい。こういった方法もあるんだなぁ~と感心するばかりだ。はっきり言ってこういった手法を用いたことがない。ひたすらため息をつくのだ。
 相手は払えませんや減額して払うなどと少しでも払わなくていい、少なく払う方法をあの手この手で考えている。ただし、当初の契約どおり払ってもらわなくては困る。こういう場合には、相手の事務所で30分間相手の言い分を聞いて、ひたすらため息をつく。汗ただでさえ嫌な雰囲気をさらに湿っぽく重くしてしまう。債務者からしたら少しでも早く帰ってほしいに違いないが、お茶も飲まずじと~っとため息だけで居座るのだ。
 決して迷惑をかけてはいけない。とにかく相手の言い分を繰り返し聞くことだ。
海鮮まぐろ丼 KAISENMAGURODON
必須アイテムは振替伝票と電卓
払えないか払わないかの違いを見極める。もっとも下調べは肝心だ。受注が細くなっていたり連鎖で経営危機にあるかなど。法人の謄本を取るのは必須だろうし、取引先などの情報を得ておくことも重要になる。その上で相手の言い分を聞く。払わない場合は、支払督促や差し押さえに出るなどの法的手段も考えなければならない。相手の出方次第だ。ただ、こちらはあくまでもシロウト債権者だ。まずは相手の話を聞くこと。こちらの手落ちがあれば減額もやむなし。待てば吉報は債権回収にはまずありえない。痛いが妥協を忘れずに。

 さて、ため息をさんざんついた後で相手の言い分を元にこちらの落ち度がなく、相手が一方的に支払わない場合、振替伝票にこちらの債権額を全額書く。相手の手元へ。その上で支払う意思を確認する。と同時にこちらもヤル気であることを布告する。ついでにドコドコの取引先の代金ありますよね??ドコドコ銀行に当座と普通口座ありますよね??←どちらも確認ずみ、とにかく強気に。法的手段がこれこれがあります。こちらはどの手段でも即取りかかりますよ、と。
→たいてい振込で払ういいますが、相手を信用しないこと。平気で払いません。明日振込という場合でも、必ず代表者から債務の承認と支払計画をとること。相手が逆上して「信用できんのか」と言えば既にこちらのもの。大抵が現金で即払って追っ払いにかかってきますので、現金をいただいて領収を切れば終了。

 後日、この債務者の方にあった時、あんた最初と最後で別人だったょ・・・と言われてしまいましたが、「そうせざるを得ない事情」を作り出したのは誰??と思ったものです。ま、今となっては苦い思い出ですが・・・。

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半額でも回収
こちらに非がある場合は、こちらの譲歩できる額を振替伝票に記入して相手に渡す。最初は5%程度でいい。相手は更なる値下げをしてくるが20%や半額だ!!などと無茶を言ってくる場合がほとんどなので、さらにため息で応酬。大抵20%~30%程度の減額で手打ちができるもの。相手がゴネてまた後日などと言われたら、半額でもいいので回収して帰りましょう。遠方で無駄足だけは避けたい場合は特に。特に現金での回収を心がけて。やはり、ゲンキンは強い。


さて、話が債権回収の苦い思い出になってしまいましたが、振替伝票というのは結構使い勝手がいいものです。振替伝票というのは、仕訳用紙です。借方と貸方に分かれて金額が記入できて摘要欄に概要を記入できるスグレモノ。実は経営者にとってもこれほど役に立つメモ用紙はないのではないかと思います。

ま、この続きは次の記事で目