マネジメントの責任が組織に成果をもたらすということであるということは、

 

で述べさせてもらいましたが、マネジメントの使命(為し、成すこと)とはどのようなものなのでしょうか?

 

マネジメントには、組織が社会に貢献させると説かれております。

「マネジメントには、自らの組織をして社会に貢献させる」[1]p9

組織の成果というのは、単に自分達の利益を上げるというだけでなく、

成果が社会に貢献するということに直結する必要があるということです。

 

持続可能な開発目標(SDGs)では、「誰も取り残さない」と定義されておりますが、

社会に貢献するということは、この精神を履行するということに他ならないと考えております。

 

自分達の強みが何で、どのようにそれを発揮することが出来るか?

「①自らの組織に特有の使命を果たす」[1]p9

その強みを利用して、社会に貢献するという使命を果たすことで、

他の誰でもない、自分達が成果を上げるということです。

 

働く人が生かすことは成果を上げるためには重要です。

「②仕事を通じて働く人たちを生かす。」[1]p9

人には感情があり、意志があり、思いを持っております、

そのような働く仲間が、自分達が発揮できる能力を最大化するということにより、

成果が上がるということは容易に想像できると思います。

 

そして、強みを生かし、社会に貢献したと思った結果、

何かしらのインパクトを社会に与えると思いますが・・・・。

「③自らが社会に与える影響を処理する」[1]p9

与えたインパクトの結果が、プラスにせよマイナスにせよ、

自らの責任として、処理することが求められるということです。

 

最後に長短のバランスを取り、プライオリティを決めて、

今何に集中して取り組むべきかということを選択する必要があります。

「成果を上げること、人を生かすこと、社会に及ぼす影響を処理するとともに社会に貢献すること、

 これらの課題すべてを今日と明日のバランスのもとに果たすことが社会の関心事である。」[1]p11

 

上記5つのことを実践する(果たす)ことが、マネジメントの使命になります!!

 

【参考図書】

 [1]『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』

       (著:P.F.ドラッカー、訳:上田惇生、2001年、ダイヤモンド社)

 

【言葉の意味】

 (1)責任:引き受けて行わなければならない任務。義務。

     自分がかかわった事柄や行為から生じた結果に対して負う義務や償い。

 

 (2)使命:使者として命ぜられた命令・任務。与えられた重大な任務。天職。

産業革命を経たことにより、経済は資本集約的となり、

私達の社会は驚く程に、組織化された社会となりました。

 

「われわれの社会は、信じられないほどに短い間に組織社会になった」[1]「まえがき」ⅶ

 

組織化された現代社会において、組織が成果を上げるということにより、

そこで働く人々に、より多くの賃金が支払われる原資が創造されると考えられるのではないでしょうか。

 

利益を上げるということだけが、成果ではないですが、

 

「利益とは、未来の費用、事業を続けるための費用」[1]p35

 

とドラッカーが説いているように、

利益が無ければ、今日の糧を確保して、明日リスクに備えることが出来ませんので、

自分達のリスクをカバーする利益を確保することが必要です。

 

マネジメントが成果を上げることにより、

組織が活性化され、個人が潤うという構図になるのでhないかと思います。

 

「マネジメントは、以前にも増して大きな成果をあげなければならない。

 しかも、あらゆる分野で成果をあげなければならない。」[1]「まえがき」ⅶ~ⅷ

 

寧ろ、成果を上げていない組織というのは、

マネジメントが正しく機能していないということになります。

 

「組織が機能するには、マネジメントが成果をあげなければならない。

 組織がなければマネジメントがない。しかし、マネジメントがなければ組織もない。」[1]p2

 

マネジメントは、組織が成果を上げることに責任を持ち、

「マネジメントとは、成果に対する責任に由来する客観的な機能である。」[1]p2

「社会の願望、価値、存続そのものが、マネジメントの成果、

 能力、意志、価値観に依存するようになった」[1]p5

成果を明確に定義する必要があるということです。

 

自分の立場を誇示するために、

権力を振りかざすということは、

言語同断ですが、組織の中で成果を上げないということは、

責任を果たしていないということと同義になるかと存じます。

 

そのためには、責任ある立場の人が、

組織の成果を明確に定義する必要があるということになります。

 

最後に一言だけ付言すると、曖昧な成果を定義をするということは、

マネジメントの責任を果たしていないということと同義になると思います。

 

【参考図書】

 [1]『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』

    (著:P.F.ドラッカー、訳:上田惇生、2001年、ダイヤモンド社)

ドラッカーは「日本の読者へ」(ⅲ)[1]の中で、

「発展途上国なる国は存在せず、

 存在するのはマネジメントが発展途上段階にある国だけ」

と断言しております。

 

マネジメントとは、組織が成果を上げるということのために、

ドラッカーが体系的に整理をしてくれたものです。

 

マネジメント自体は、古の昔から、例えばピラミッドを作った時のように、

組織的に成果を上げなくてはならない時には、

連綿と受け継がれたきた伝統のようなもので、

社会の中に根付いているものだということを、

ドラッカーは大著『マネジメント』[1]の中で教えてくれています。

 

自らをマネジメント([2]P192~P234)を実践することで、

成果を上げ、自らの人生を輝くものにしていただければと思い、

本日から不定期でブログを更新することといたしました。

 

VUCAなこの時代、不安になることが多々あるかと思いますが、

そんなときこそ、基本と原則に則ったマネジメントを実践することにより、

自由で機能する社会が実現することを信じておりますので、

皆さんと一緒に【エッセンシャル版】マネジメント』をこの場を通じて会得していきたいと思います。

 

【参考図書】

 [1]『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』

       (著:P.F.ドラッカー、訳:上田惇生、2001年、ダイヤモンド社)

 [2]『明日を支配するもの』

       (著:P.F.ドラッカー、訳:上田惇生、1999年、ダイヤモンド社)

 

日本には古くから「清貧の思想」や「情けは人のためならず」という、
人に対して誠実でいることや、自分自身を戒める言葉が多く存在しております。日本

現代の日本社会を見渡した時に、このような考えが社会全体で、
そのような考えが、道徳として根付いているかどうかということを、
感じることは難しいように思いますが、「真摯」であるということが、
成功を近づけてくれることが「万国共通」地球であるとも言えます。


ドラッカーがマネージャに絶対的に必要なこととして、

「真摯さ」(integrity of character)を挙げており、

これを欠くものをマネージャにしては成らないとしております。ガーン


「真摯さ」という言葉をそのまま見ると、何のことやらということにもなりますが、アップ

「マネジメント(中)/上田惇生訳」(以下同書)(P109)では、


①「人の強みよりも弱みに目のいく者をマネジメントの地位に就けてはならない」


同書(P110)

②「マネジメントたる者は実践家でなければ成らない。評論家であってはならない」

③「何が正しいかよりも、誰ば正しいかに関心をもつ者をマネジメントの地位につ就けてはならない」

④「真摯さよりも頭のよさを重視する者は、マネジメントの地位に就けてはならない」

⑤「できる部下に脅威を感じ流ことが明らかな者も、マネジメントの地位に就けてはなrない」

⑥「自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジメントの地位に就けてならない」


そして

「真摯さにかける者は組織を破壊する」


と結んでおります。様々な企業をみてきて、「マネジメント」という体系を整理した、

ドラッカーが上記のように整理していることからも、

「真摯さ」が浸透していない組織は成功しないということですが、

自分自身にその基準を持っていないと、その判断は出来ないと思います。


皆さんは①〜⑥で自分の組織を見直した時、自分の所属している組織の人事がそのような基準により運営されてますか?


もし、運営されていないとしたら、組織が破壊されるかもしれないので、

その組織自体を改革するか、違う組織に移るかを考えないと、

成功を引き寄せることが出来ないかもしれません。キラキラ

皆さんお疲れ様です。土曜日の昼以下がお過ごしですか?

毎日、毎日お疲れ様です。目紛しく変化する現代社会、一寸先も中々予想できませんね。

しかし、今日為すべきべき事を為すことによりVUCAなことの時代も乗り切っていけるのです。

第三次世界大戦間近とまで言われたキューバ危機を乗り切ったものの、

残念ながら、テキサス州のダラスで凶弾に倒れてしまった、

ケネディ元米国大統領は尊敬する日本人として上杉鷹山を上げた。


「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

という言葉を残しております。


明日は不確実で不安定なため、今日の行動を躊躇うことがあります。

さらには、「ドリームキラー」と呼ばれる所謂圍「悪魔の囁き」が聞こえてきます。

 「大丈夫なのか?」

 「本当に出来るの?」

 「失敗したらどうするの?」


しかし、考えてもみてください、無難な道を歩けば無難な結果しか返ってこないのです。

無難な道を歩み、素晴らしい結果が返ってくるのであれば、皆がその道に殺到するので、

その道を歩もうとすることが困難となるので、そもそも無難な道にはなりませんよね。


人の現状維持バイアスというのは、このような時にも「悪魔の囁き」となるのです。


何かを成す人というのは、為した結果なのだと、上杉鷹山が言っております。


江戸時代、雪深く、大した特産もない米沢藩の財政を不断の決意で成し遂げた、

鷹山の言葉であるから、尚更、真実味があると思いませんか?


自分の信念を信じ、自分の強みを知り、自らが成すことを為すといことは、

大概のエネルギーを使いますが、成した時の達成感はこの上なく心地良いものだと思います。


VUCAとは下記要素の頭文字(ブーカと読みます)

 Volatile:変動幅が大きい

 Uncertain:不確実である

 Complex:複雑な

 Ambiguity:曖昧な