勢いが落ちぬうちに、書ききってしまいます。

8月の始めにOHに出したテクノス カイザーシグナルですが、
2ヶ月の入院生活を終え、先日やっと退院となりました。

店頭で時計を渡される際にまず店員さんに言われたのが、
「シグナルのところも壊れてました」
え?そうなの?
ちゃんと動いてたよね?

シグナルのギミックの正体は、黒く塗られた歯車に取り付けられた赤い二枚羽で、回転して窓から羽が見えると赤く、それ以外は歯車の黒が見えるという仕組み。


(WEBから写真をお借りしました)

店員さんはさらに続けます。
「羽が半回転しかしていなかったので直してます、これが正しい動き方です」
そう言いながら返された時計のシグナルの動きは絶句するほどギコチナイ

まず、丸い窓の上半分が赤くなり、次の瞬間下半分が赤くなる。そして次は黒に。その繰り返し。

これはシグナルではない。呆然としながらも、これが本来の姿と自分を納得させながら修理代金の諭吉を支払う。
想像よりもだいぶ安かったが、
それでも、時計にあまり興味のない人間なら新品の時計の購入価格としても躊躇する金額だと思う・・・。

もやもやした気持ちで帰路につく。

古い記憶をあさってみても、パッと切り替わる赤いシグナルの記憶しか出てこない。

ならば、この時計は20年前から壊れていたのだろうか?

いや、そうじゃないと思う。

時計の名前で検索をかけると
とある時計店の販売履歴がヒットした。色違いの同じ時計で、シグナルの様子がYoutubeにUPされていた。

回りの人間にさんざん愚痴って
叱咤され、再度お店に連絡した。

「やっぱりシグナルが変です」

店員はこう答えた
「記憶違いってことはありませんか?」

ああ、私は大事な時計をなんて店に預けてしまったのだろう・・・。

・・・今ココ
次で最後にしたいな。


前回までのあらすじ

20年の眠りから覚めたカイザーシグナル、だがしかし、永い眠りは彼の体を確実に蝕んでいた!!
動かないカレンダー・・・
抜け落ちた竜頭・・・
はたして彼は、もう一度時を刻むことができるのか!?

まあ、竜頭を抜いたのは私なのですがね。

とりあえず、母親に電話で時計のことを伝えるとなぜか大爆笑された。
私がまだ時計を持っている事に驚いたらしい。
詳しく聞いてみると、新婚当時に母親が選び、父親が購入した時計らしい。
「綺麗な色でしょ?お母さんのセンスがいいからね」と母親、さらには「そんな古い時計なんて捨てて、新しいの買いなさい」なんて言う。

これで心は決まった。
OHに出して直そうと。

それが7月末頃のお話。

で、OHをお願いするお店なのですが、
以前、ロレDJのOHをお願いしたお店(職人さんが一人で自宅で作業、店舗無し)に出そうかなとも思ったのですがお店が遠いので、
職場の近くのお店に飛び込みでお願いしてみました。(一応〇座)

特に交換が必要な破損パーツもないそうで、通常のOHでいけそうとのこと。

そして先日、修理が終わったとの連絡がありました。要した期間は丸々2ヶ月です。

・・・その3へ続く
以前、小物入れを整理していたら
父親から貰った古い機械式時計が出てきた。

「テクノス カイザーシグナル」
分厚いカットガラスが古めかしい
1970年代にそこそこ流行った時計らしい。
面白いのが、文字盤の6時の位置に小さな丸い穴があって、時計の駆動に合わせて文字どおり赤い「シグナル」が点滅する。

始めて見たときは、本当にライトがピカピカ点滅しているように見えて、父親が言った「この時計は動かせば充電される」との言葉と合わさって不思議な時計だと思っていた。

もう使わないから、と渡されたのがざっと20年前?そこからずっと小物入れの中に収まり続けていたことになる。
「なつかしいな」と手に取ってみると、はずみでローターが回り、昔と同じようにシグナルが点滅しはじめた。

やっぱり今見ても不思議!
ってか、こいつ動くぞ!!(笑)

動作チェックをしてみる、カレンダーディスクが動かない・・・
竜頭を・・・こう・・・・

エエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!1111

竜頭抜けた・・・。

・・・次回に続く。