どんな夢みてるのかな


きみは すこし疲れた顔してるけど


夢の中の物語のヒロインを熱演中なのかな


俺は 静かに 煙草の火をつける


吐き出す煙と


不安とが 溜息になって出る


『寂しいよ・・・・・』


背中を押されたようにでる言葉



いま君は すぐ隣にいるのに


何故か 淋しくて・・・




胸を焦がす 恋がしたいと


ずっと思ってた



いまがきっとそうだと思う



だって 俺たち


どんな小説よりも ずっと運命的だよね



だから 今 胸が痛む・・・



けど 辛いね


けど もっと胸を痛めてもいい



君がいるなら




俺 耐えるよ


耐えてみせるよ



必ず



だから・・・


きみの笑顔をみていたい



腕時計が 石になるほど 時間を気にしてる


約束の5分前 君から電話


『ごめん ちょっと遅れるぅ・・・』


『うん・・・わかった・・・どれくらいで来れる?』


『んと 20分くらいぃ・・・』



彼女が来るまで 俺はプチプレゼント探し


そう彼女の好きな かえるのガラス細工



『えへ^^』


にやけた俺を店員さんが


口元緩めて レジを打つ




来た・・彼女が来た・・


今日は 可愛いスカートだね



『今日は何しようか?』


『ボーリングにする?』


『うん!』



おれ80点・・・


彼女130点・・・


なんでじゃ・・・・^^;



いつも 俺はどんくさい・・・



でもね いつも いつも 俺は 誓ってる


いつかきっと


君にかっこいいって・・・言われたい



その日が来るまで どんくさい 俺を演じるだけ



そ いつかきっと


いつか きっとだよ



それまで 必ず 待っててね・・・


いつも この時期になると 思い出す


無二の親友 K男・・・


山が好きで・・読書が好きで・・


女が好きで・・


奴と初めて 出会ったのは 中3の夏


同じ女の子を 好きになり


お互い張り合って 同時に告って


同時に 振られた・・・



それから 二人は なんとなく 


一緒にいる時間が多くなり



秋には お互いの将来を語り合ったな




そして よく喧嘩したなぁ・・・


野球の話になると 二人は熱くなった


俺がGファンで 奴がTファン・・


今のプレーは アウトだ、セーフだって


意地になって 数日口を利かなかったことも・・・



でも どちらからともなく


また くっついてる 二人だったなぁ



俺が 病気で 入院したときも


血相変えて 病室まで駆け込んで


『おぃ! 大丈夫だ! 俺が付いてる!』って・・



おまえ病室間違えて・・・婦長さんに叱られたなぁ


でも 俺・・・嬉しかったよ・・・


おまえのそんな気持ちが嬉しかったよ





月日は流れて・・・3年前・・・


俺は 夜中におまえの夢を見た


おまえが泣いていた・・・


理由はわからないが 泣いていた


綺麗な 涙だった


俺は その夢が 気になって


10年ぶりに おまえに電話した


おまえは いなかった


次の日も その次の日も 電話した


けど おまえは いなかった



いつか 電話したことも 忘れかけてた


そんな時・・・



おまえの母さんから 電話があった





『K男が・・・亡くなりましたって』



おまえの好きだった 山で 死んだって・・・


そう俺の夢に 出たその日に



お母さんが 聞いた


『夢に出た K男は どんな顔してた?』


『どんな話した?』


『どんな 服着てた?』



俺は 何も言えなかった


ただ 涙が 止まらなかった



バカヤロー K男!



近くの 川の土手で 叫んだのを 覚えてる



また今年も おまえを思い出す夏が来たよ


そろそろ 夢で会いに来いよ




そして また喧嘩しようぜ


こんどは おれが負けてやるょ・・・・



だから 会いに来いよ


な・・・・・・・