「友達がいるんだ」って言うから「それがどうしたの」って言った

嫌な奴だって言われた
嫌な奴だって言われた

みんなが「大好きだ」って言ってるのみて

「なんか嫌い」って言っちゃった

独りでガム噛んで帰る 雨降って水たまり 傘はささない
フードかぶってた

頭ん中でブルーハーツ聴いてた
記憶の中で再生スイッチ 酔っぱらって 裏切って 開き直って はいそれまでってな

手のひらにきれい事を 手の甲に嫌悪感を
あおいそらに白いやつを なすりつけて今日を過ごす
喜んで浮かれた時も 悔しくてとぼけた夜も
嘘つけって思われても オレは聴いていた
月が空に張りついても 銀紙の星が揺れても


最高だってうるせーから 最低だって言ってみた

あいつは偽物だって言われた
あいつは偽物だって言われた


なんも考えず 鼻歌うたってた
急に恥ずかしくなって 誰もいない帰り道なのに 訳わかんなくなって普通に歌った

手のひらを差し出して 手の甲で殴り付けた
黒い闇で繰り返して 巻き戻しと再生だけ
初めて手を繋いだ時も お前が泣いて飛び出した夜も
他の誰かと過ごすんだろう時も独り聴いていた

月が空に張りついても
銀紙の星が揺れても
手のひらを差し出して 手の甲で殴り付けた
深夜映画見てる時も 終電無くした冬の夜も
終わる景色見てる時も 少しの金を受けとる時も
大事なものが壊れていく瞬間も オレは聴いていた

月が空に張りついても
銀紙の星がゆれても