それはバンドのベーシストといつもお世話になっている
ライブハウスの事務所へ打ち合わせに行く道中での事。
僕は運転、ベーシストは助手席に座り、二人で世間話をしながら
ライブハウスへ向かっていた。
普段からよく通る道を通っていたのだが、その日は何故か空気が
湿った様な嫌な感じが車内に立ち込めていた。
でも、そう思っていたのは僕だけの様でベーシストは
普段と変わらぬ顔をしている。
「気にしすぎか。」
僕はそう思う様にして世間話を続けた。
ところが、もうあと少しで到着というところで僕の目に信じられない
光景が映った。
道路の真ん中に子供がこちらを向いて体育座りをしているのだ。
「あぶね!!」と思い僕はハンドルを切り反対車線にはみ出はしたが子供を
避ける事が出来た。 対向車がいなくて良かった。
それまでだって前を見て運転していたし、子供が飛び出てきた様子も
無かったのだが、避けなければ轢いてしまい事故になってしまう。
「どうかしたの?寝てた?」
ベーシストが僕にそう問い掛けた?
一瞬、何を質問されているのか解らなかった。
「え!?」そう聞き返すと同時にルームミラーに目をやると、
後部座席に黄色い帽子を深くかぶり、体育座りをした子供がいたのである。
驚いて振り返ったがそこには誰もいなかった・・・。
毎日暑くてイヤですねヽ(;´ω`)ノ