
日本では誤解されがちかもしれませんが、英語の「Happy New Year」は、「明けましておめでとう」という意味ではありません。
「Happy New Year」は直訳すると、「よい新年をお過ごしください」となります。ですから挨拶としては、新年前後の時期に耳にします。
ヨーロッパは知りませんが「Happy New Year」は、北米ではクリスマスが終了した年末から使われ始めます。要するに日本語では、「よいお年を」と「明けましておめでとう」を兼用している形となっているんですね。
日本語と英語での「おめでとう」の観念は違います。「明けましておめでとう」には、これまで無病息災で過ごしてこられた、有難い事である、という思いが込められているのだと思います。
でも英語の「Congratulations !」(おめでとう)は、何かを頑張って獲得しましたという観念が強く、試験に無事合格した場合や、出世した際などに使われます。
英語と日本語では、このように微妙に意味やニュアンスがずれている言葉も多く、慣れないうちは礼を失した言葉を無自覚に発したりして、ホントに大変ですよね。( ̄Д ̄;;