自殺者は死後の世界で苦境に陥る 【シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


コスモス 


 こちらではシルバーバーチをはじめとする、高級霊が語った自然の摂理(この世の目に見えない法則)や、霊界(死後の世界)についてご紹介しています。

 

 今回はシルバーバーチの自殺に対する見解をご紹介します。赤字がシルバーバーチの言葉です。


    空        空        空        空

 

 

「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。

 

もしそのようなことをしたら、それ相当の代償を支払わねばならなくなります。それが自然の摂理(注1)なのです。地上の誰一人として、 何かの手違いのためにその人が克服できないほどの障害に遭遇するようなことは絶対にありません。

 

 むしろ私は、その障害物はその人の性格と霊の発達にとって必要だからこそ与えられでいるのですと申し上げたいのです。苦しいからといって地上生活にさよならをしても、その苦しみが消えるわけではありません。それはあり得ないことです。またそれは摂理に反することです」

 

(注1)自然の摂理:自然界の中の目に見えない規則。水は100度で沸騰し、氷は0度で溶けるなど、科学の法則と同様の、人間がまだ解明していないルールが自然界に潜在的に存在している。

 

 

【解説】万が一自殺を実行した場合は、例えば死後暗い場所に閉じ込められるなど、自殺の行為によって処罰を受けることになります。なぜなら人間は誕生前に自分の人生計画や課題を立て、それに合わせて人生を送りますが、その責任を最後まで果たせず放棄してしまったためです。

 

 しかし一概に自殺といっても、その行為に至るまでの動機は様々で、自殺したからと言って全員が同じ程度や期間の処罰を受けるわけではありません。各自の自殺の仕方や霊性レベルによっても違ってきます。

 

 また人生は、本人の能力以上の問題が来ないように配慮されていますので、越えられないトラブルはないと言われています。逆に言えば困難が多い人生ほど、それを乗り越えるだけの能力がある人ともいえます。

 

では、なぜ「その人が克服できないほどの障害に遭遇するようなことは絶対にない」のでしょうか。


麦と夕焼け 
 
 

 

「いかなる事態も本人が思っているほど暗いものではありません。その気になれば必ず光が見えてきます。魂の奥に潜む勇気が湧き出てきます。

 

責任を全うしようとしたことが評価されて、その分だけ霊界からの援助のチャンスも増えます。背負いきれないほどの荷はけっして負わされません。

 

なぜなら、その荷はみずからの悪業がこしらえたものだからです。けっして神が “この人間にはこれだけのものを負わせてやろう”と考えて当てがうような、そんないい加減なものではありません」

 

 

【解説】処罰(カルマ)の程度は、自分の行った悪行と同程度ということになります。自分の能力の範囲内で作られたカルマなので、やはり自分自身の力で解消できるという発想です。

 

 人生は死後も続きます。自殺される方は、霊界の存在など思いもよらないのかもしれませんが、自殺するという事は、死後の自分の人生をさらに苦境に陥れる行為です。ですからシルバーバーチも自殺は絶対にするべきではないと警告しているのです。

 

 

『シルバーバーチの霊訓』(9)、12章 自殺についての二つの投書

キーワード:自殺、自殺の代償、本人の能力以上の責任は来ない

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