
シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。
今月は選挙もあり政治の動向がクローズアップされました。そこで、それに合わせて霊界の霊がいかに政治組織へ働きかけているかという話をお届けします。
(質問)「霊界の指導者は地上の政治組織にどの程度まで関与しているのでしょうか」
(シルバーバーチ)
「ご承知と思いますが、私たちは人間がとかく付けたがるラベルにはこだわりません。政党というものにも関与しません。私たちが関心を向けるのは、どうすれば人類にとってためになるかということです。
私たちの目に映る地上世界は悪習と既成の権力とが氾濫し、それが神の豊かな恩恵が束縛なしに自由にいきわたるのを妨げております。そこで私たちはその元凶である利己主義の勢力に立ち向かっているのです。永遠の宣戦を布告しているのです。
そのための道具となる人であれば、いかなる党派の人であっても、いかなる宗派の人であっても、いかなる信仰をもった人であっても、時と場所を選ばず働きかけて、改革なり改善なり改良なり―― 一語にして言えば奉仕のために活用します」
【解説】シルバーバーチは霊はXX党、右派・左派などの枠にはこだわらないと述べています。霊が政治組織の人間に働きかけるポイントは、どうしたら人の為になるか、社会が改善できるかと言うことです。
そのような利他的に働く意思がある人間を見つければ、彼らの肩書に関係なくインスピレーションでアイディアや助言を提供します。霊は肉体を持つ人間の心が読めますから、各自の霊格や適性を見て、適切な人間に背後霊として付き添います。
(質問)「各国の指導的立場にある人々の背後でも指導霊が働いているのでしょうか」
(シルバーバーチ)
「むろんです。常に働いております。またその関係にも親和力の法則が働いていることも事実です。なぜかと言えば、両者の間に霊的な近親関係があれば自然発生的に援助しようとする欲求が湧いてくるものだからです。
たとえば地上である種の改革事業を推進してきた政治家がその半ばで他界したとします。するとその人は自分の改革事業を引き継いでくれそうな人物に働きかけるものです。
その意味では死後にもある程度まで、つまり霊の方がその段階を卒業するまでは、国家的意識というものが存続すると言えます。
同じ意味で、自分は大人物であると思い込んでいる人間、大酒呑み、麻薬中毒患者などがこちらへ来ると、地上で似たような傾向を持つ人間を通じて満足感を味わおうとするものです」
【解説】政治家にも背後霊の働きかけがあります。例えば自分が大人物であると思い込んでいる政治家には、同じ傾向を持つ霊が付いて地上の人間の欲望に浸り満足感を得ます。
お金の好きな政治家は今だ金銭欲が残る霊など、要するに同レベルの霊格を持つ人間と霊同士が引き付けられやすいということです。これは政治家以外の人間でも同じです。
霊の政治家への関与は、その霊から「自分はXX人」という生前の国籍意識が抜けるまで続きます。その意識が消失すると、シルバーバーチが言うように国家・民族意識が無くなり、霊性も一段と向上した状態になります。
『シルバーバーチの霊訓』(5)、13章 質問に答える
キーワード:政治家、政治組織、背後霊