戦時下のジョーク集(4)-「共産主義」 | 太平洋戦争史と心霊世界

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紫の雑草 



昭和の戦時中に出版されたジョーク集です。

 

 

●「共産主義」

 

A「君、共産主義はなぜ悪いか知っているかい」

 

B「分からんな」

 

A「君、共産主義(強酸過ぎ)伊日独(胃に毒)だから、我々には大敵だよ」

 

B「?・・・」

 

 

(『日の出』新潮社、昭和13年3月号)

 

 

【解説】第一次大戦中にロシア革命が勃発し、ロシア共産党は「共産思想の輸出」を世界規模で始めました。共産化した地域は結局ロシアの属国となりました。

 

 またアメリカでさえも「アメリカ共産党」が結成されていました。このような世界潮流の中で、日本も共産主義の拡大に危機感を抱くようになった時代でした。

 

 

●「親の情」

 

子供「母ちゃん、母ちゃんはどうして父ちゃんと結婚するようになったの?」

 

母親「それはね、ある海水浴場で、お母さんが溺れかかっているところを、お父様が助けてくださったからですよ」

 

子供「ああそうか、それで、お父さんが僕に、泳ぎを教えてくれないわけが解ったよ」

 

 

(『サンデー毎日』毎日新聞社、昭和11年1月新春特別号)

 

 

●「相身(あいみ)互い」

 

主人「怪しからん!このワシに一言も相談せず、断髪するとは何事じゃ!」

 

細君「あんただって、私に一言も相談せずに禿げちゃったじゃないの」

 

 

(『日の出』新潮社、昭和11年4月号)