海軍軍服 【水兵】(1) | 太平洋戦争史と心霊世界

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 海軍の軍服の特集です。軍服の形状は明治期より何度も変わっており、全部ご紹介すると収拾がつきませんので、『ジパング』内に登場した昭和17年以降の軍服を主に取り上げます。

 

まず最初に4回に分けて兵クラスから。以下の昭和17年時に改正された軍装は、二等兵、一等兵、上等兵、兵長までが着用していました。

 

【第一種軍装】



第一種軍装 第一種軍装は黒色の冬服です。

第一種軍装実物 
(左)実物写真。右腕に階級章(昭和17年以降のもの)を付けた一等兵

(右)映画『男たちの大和』より

男たちの大和1 以降の画像は映画『男たちの大和』から。映画で使用しているのはレプリカなので、時代考証が完璧でない場合は、細部に相違が生じる場合もあるかもしれません。

兵軍帽 兵軍帽:前・ペンネント・後ろ

ペンネント
 実物のペンネント。これは戦艦「三笠」の乗組員のもの。


ペンネント:これは英語のペナント(pennant)から来ています。黒リボンの両端に錨のマークが付いており、右から左に向かって所属部隊の名称が書かれています。写真だと「大日本軍艦三笠」です。

例えば転勤が決まり三笠を退艦すると、赴任地へ行くまでデフォルトとして常に所持している「大日本帝国海軍」のリボンに付け替えます。「大日本軍艦三笠」のペンネントは返還します。


新任地へ行けば所属名の書かれたペンネントがまた貸与されます。(例:転勤だったら「大日本第十駆逐隊」、学校入学だったら「海軍砲術学校」など)


しかし昭和
18年以降は防諜を理由に全部「大日本帝国海軍」に統一されました。


男たちの大和2兵軍帽、正面から。昭和19年以降なので、ペンネントは全員「大日本帝国海軍」となっています。

男たちの大和3 第一種軍装と兵軍帽、背面から見た場合。