震災と原発事故の影響で、訪日する外国人観光客の数が落ち込んでいます。経団連はなおも原発が無いと経済がだめになると言っていますが、この例を見ても原発があるほうがよっぽど経済がダメになるのでは?
■ 昨年の訪日外国人、27.8%減=震災で最大の落ち込み-日本政府観光局
2012年1月20日、時事通信
日本政府観光局が20日発表した2011年の訪日外国人数(推計値)は、同年3月11日に起きた東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、前年比27.8%減の621万9300人と大幅に落ち込んだ。
減少幅は大阪万博開催の反動が出た1971年の22・7%減を抜き、64年の統計開始以降で最大となった。
震災直後は、昨年4月に前年同月比62.5%減と単月で過去最大のマイナス幅を記録。その後、下げ幅は徐々に縮小したものの、韓国などからの訪日客数が回復せず、同12月も11.7%減と前年比マイナスから脱却できていない。
下の図を見ると、日本は経済力の割には外国人観光客の受け入れ数は世界31位と少ないので、まだまだ受け入れのポテンシャルは大きく、伸びが期待される分野です。原発事故が再度起きるようなら観光客数は減っていくでしょう。
・競争力ランキング:観光に対する国の取り組みが中心のランキングで、観光地として魅力があるかどうかではない。
現在の福島の対応処理にしても、人的ミスが頻繁に報道されるので、いくら原発に完璧な防御策を施して動かそうとしても、事故が起きるのは目に見えるようです。原発推進派の人は少し想像力に欠けている気がします。
批判ばかりではフェアでありませんので、コメントでお問い合わせいただいた原発の代替エネルギー策は後日掲載する予定です。