『マイノリティーとセックスに関する、極私的恋愛映画』の先行上映後から、まだまだこの映画のことを考えている。
「中毒性」があると思ってるのは、私自身の症状がこの先行上映後ではなく、すでに1年前から始まっているからだ。
先にも触れたが、佐々木監督の作品との出会いは『INNERVISION』(13)だ。
すっかりハマって、6回も劇場に通ってしまった私が他の作品も観てみたな・・・と思うのは至極当然のこと。
そんな中、今回の映画の前身となる『マイノリティとセックスに関する、2、3の事例』の存在を知った。
観る機会ができたのがちょうど一年前。facebookで上映イベントを見つけたのだ。
ただし、それは単なる上映会ではなく、急逝され出演の門間さんの「追悼イベント」だった。
「中毒性」があると思ってるのは、私自身の症状がこの先行上映後ではなく、すでに1年前から始まっているからだ。
先にも触れたが、佐々木監督の作品との出会いは『INNERVISION』(13)だ。
すっかりハマって、6回も劇場に通ってしまった私が他の作品も観てみたな・・・と思うのは至極当然のこと。
そんな中、今回の映画の前身となる『マイノリティとセックスに関する、2、3の事例』の存在を知った。
観る機会ができたのがちょうど一年前。facebookで上映イベントを見つけたのだ。
ただし、それは単なる上映会ではなく、急逝され出演の門間さんの「追悼イベント」だった。
もちろん、映画観たさに喜んで会場に向かった。良い映画だった。
ところが映画以上に、その時に出会った忘れられない方がいる。凛とした、着物姿の女性。門間さんのお母様だ。
追悼イベントはほぼ(多分全員?)門間さんにゆかりがある方で、映画上映前後は歓談しながら和やかに進んでいた。
「しまった・・・」そう、追悼イベント=上映会だと思っていた私は、一人だけ場違いな会場に足を踏み入れてしまったのだ。
佐々木監督のことは存じ上げてはいるが、映画館で挨拶をかわしたことがある程度。ただの一ファンなので、お声を掛けることははばかられる。
もう一人は熊篠さん。友人の開催するイベントでゲストとしてきていただいたことがあり、何度かお話しをさせていただいたことがあるのだが、凛としてカッコよくて、自分から親しく話しかけるなんて緊張してできない・・・
完全、アウェイ状態。
「困ったなぁ・・・」居心地の悪さを誤魔化すために、じっと門間さんの車椅子を見つめていた私に声を掛けてくださったのが、お母様だった。
ところが映画以上に、その時に出会った忘れられない方がいる。凛とした、着物姿の女性。門間さんのお母様だ。
追悼イベントはほぼ(多分全員?)門間さんにゆかりがある方で、映画上映前後は歓談しながら和やかに進んでいた。
「しまった・・・」そう、追悼イベント=上映会だと思っていた私は、一人だけ場違いな会場に足を踏み入れてしまったのだ。
佐々木監督のことは存じ上げてはいるが、映画館で挨拶をかわしたことがある程度。ただの一ファンなので、お声を掛けることははばかられる。
もう一人は熊篠さん。友人の開催するイベントでゲストとしてきていただいたことがあり、何度かお話しをさせていただいたことがあるのだが、凛としてカッコよくて、自分から親しく話しかけるなんて緊張してできない・・・
完全、アウェイ状態。
「困ったなぁ・・・」居心地の悪さを誤魔化すために、じっと門間さんの車椅子を見つめていた私に声を掛けてくださったのが、お母様だった。
「今日はわざわざありがとう。健一がお世話理なりました。」
深々とお辞儀をしてくださるお母様に、大変恐縮してしまい本当のことを話した。
実は門間さんとはお会いしたことがなく映画を観にきた。今日拝見して、魅力的でこのような形でしかお会いできなかったのを残念に思う。直接、お話ししてみたかったと。
すると、お母様は嫌な顔をするどころか「健一のことを知ってください」と、小さい頃はどんなお子さんだったか、どんなものが好きで、どういう風に過ごされていたのか。写真を見ながらお話しくださった。
たくさんのご苦労、現在の辛い心境まで、初対面でどこの馬の骨ともわからない私に、丁寧に。
ここにいて良いよ、と、認められた気がした。
突然、与えられた安心感。
また、お母様がつないでくださったおかげで、車椅子を製作した方とお話しができたり、なおちゃんとお友達になることができた。
今回、改めて映画を観て、スクリーンの中の門間さんの言葉や態度、ひとつひとつがお母様と重なった。
相手のことを認めながら、自分を伝えてくださる。自他尊重。究極のアサーションだ。
個人的解釈だが、この映画はカテゴライズの意味と、タイミングを問う映画だと思っている。
一見、とっ散らかっているようで、それが自分がマジョリティからマイノリティへカテゴライズされるスイッチだと気付いた時、思い切り、突き落とされた感覚になるだろう。
その時の、なんとも言えない不気味な浮遊感から引き戻してくれるのは、門間さんの言葉や態度のひとつひとつだ。
本上映が楽しみだ。
もしかしたら、また、お母様にも会えるのではと少々期待している。
