雪中花(せっちゅうか) | zionの花物語

雪中花(せっちゅうか)


2月生まれの人
精神的な部分で各所で才能を発揮する人が多いのが特徴です。
反面、気分屋で特別扱いをされるのが好きなところがあります。

 



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水 仙 雪中花(せっちゅうか)

きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」の ようなところから命名された。

学名でもある英名「ナルシサス」はギリシャ 神話の美少年の名前で、泉に映った自分の 姿に恋をして毎日見つめ続けたら  いつのまにか1本の花になってしまった。   ”ナルシスト”の名はここからくる。 

「詩人の心」(口紅水仙)
「思い出」(糸水仙) 
「優しい追憶 」(笛吹水仙)
「田園の幸福 」(八重咲水仙)

マホメットの教えのひとつ
「2切れのパンを持つ者は、その1切れを水仙と交換しなさい。パンは肉体に必要ですが、水仙は心に必要です。」

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スイセンの言葉  【愛にこたえて】 
「其(そ)のにほひ  桃より白し  水仙花」
              松尾芭蕉(まつおばしょう) 
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「水仙の  香やこぼれても  雪の上」      
              加賀千代女(かがのちよじょ)


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「水仙の  花の高さの  日影かな」        
              河合智月(かわいちげつ)

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 「初雪や  水仙の葉の  たはむまで」      
              松尾芭蕉         

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「水仙や  寒き都の  ここかしこ」        
              与謝蕪村(よさぶそん)

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 「持って生まれた素質」(ラッパ水仙) 

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 「思い出、記念」(房咲水仙) 

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中国の伝説「女史花(水仙の異名)の由来
 (近藤米吉編著「植物と神話」(雪華社)より引用)

 むかし、中国の長離橋というところに、優れて文才に富んだ女性がいた。その女性は、地上のすべてが凍りつくような大寒のある夜、世にもふしぎな夢を見た。雲一つない冬空には、銀片を蒔き散らしたようにいちめんの星が煌めいていた。すると、とつぜんその中の星が一つ、長い光の尾を引いて地上に落ちてきて、パッと光って消えたと思うと、その跡に一本の水仙が香り高く咲いてきた。女史がその花を摘んで口へ入れると、ふと眼が醒めた。
 間もなく女史は身籠って女児を生んだ。その娘も母に劣らず、文才に長けていたが、娘は母が見た星の話に因んで、自らを観星女史と名乗っていたので、中国ではいつか水仙のことを「女史花」と呼ぶようになったといわれている。(『植物と伝説』)