今日は、アップライトピアノの預かったアクションが修理を終えて、お客様のお宅に戻しに伺い、
また、調律と調整をしてきました。
アクション修理の主な内容は、部品と部品をつないでいる関節部分のガタです。数多くありましたので、関連する部品をすべて外し、総チェックとなりました。
この作業は機械で直すものではなく、1つ1つ手作業で直していくので、内職のようにずっと机の上でコツコツとチェックし直していきます。
せっかく預かったのでハンマーも形よく整形しなおしました。
そして、今日は本体とセッティングして、全体の調整です。
カワイの古いアップライトピアノで調整もかなりバラバラです。予算も限られているために、今日1日である程度まで仕上げる形ととなりました。
1つ1つの調整が他の調整部分に連動するため、大きく寸法を変えることはできません。現状の中でタッチが良くなるように、調整していきました。
一通り調整を終えて、お客様に弾いてもらうことに・・・・。
お客様には仕事内容は理解してもらっている中で、どう思われるかなとこちらも伺っていましたが、「自分が想像していたレベルよりも、かなり弾きやすく嬉しいです」と喜んでいただけました
そういう言葉をかけていただけるのはこちらも本当に嬉しいです。今回、この仕事にあたっていろいろと事情をお聞きしていました。料金も頑張って工面してもらったので、こちらもその料金以上の仕事をして、「お金かかったけど、お願いしてよかった」と思えるように信頼してもらえるように努力しています。
次回の調律のときに、もうちょっと作業ができたらなと思います。
私は、仕事で期間割引セールとかそういうのはしていませんが、ピアノを求めているお客様には、事情をお聞きして、良い結果が出るように努めたいと思います。