『インディ・ジョーンズ』シリーズ第5作のタイトルが発表されました。


『INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY』


直訳の邦題で『インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル』となるのでしょうか?

前作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』のラストシーンで、インディの息子が冒険を引き継ぐのかと思わせておいて「俺はまだまだ引退しないぜ」とばかりに、インディ健在を示す粋な展開がありましたが、本当にインディは健在だった訳です。


元々パラマウント映画は『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』公開後に、シリーズは5作製作するとアナウンスしていたのですが、まさか40年以上かかるとは思いませんでした。(5作目はルーカス・フィルム売却の為、ディズニー配給作品ですが)


今回のストーリーは、第二次世界大戦時のナチス・ドイツの科学者で、大戦後はNASAでロケット開発に従事したヴェルナー・フォン・ブラウンをモデルにしたキャラクターが登場する様で、インディにとってナチスは永遠の宿敵という事になるのでしょうか。


インディ・ジョーンズを演じるのはシリーズを通してハリソン・フォード。80歳にしてインディを演じる事になるとは、御本人も思っていなかったでしょう。


ハリソン・フォード以外にもインディを演じた俳優はいます。その俳優の名前を記しておきます。


〈リバー・フェニックス〉

シリーズ第3作『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』のプロローグで、少年期のインディを演じており、彼の顎の傷の由縁が描かれています。


〈コーリー・キャリアー〉

TVドラマ・シリーズ『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』で幼少期のインディを演じています。この時はヘンリー・ジョーンズ・ジュニアの本名で呼ばれています。


〈ショーン・パトリック・フラナリー〉

TVドラマ・シリーズ『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』で青年期のインディを演じています。この時は身分を偽ってベルギー軍に入隊している設定なので、アンリ・デファンスの偽名で呼ばれています。

ショーン・パトリック・フラナリーは日本限定で同ドラマのイメージ・ソング「あくなき挑戦」をリリースしています。


〈ジョージ・ホール〉

TVドラマ・シリーズ『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』で老年期のインディを演じています。

各物語のプロローグとエピローグに登場していました。

映画『勇気ある追跡』『オレゴン魂』のルースター・コグバーン(演 ジョン・ウェイン)を思わせるアイ・パッチを着けており(或いはジョン・フォード監督がモデル?)、果たして今回の映画でその由縁が描かれるのでしょうか?


幻のインディ・ジョーンズ

〈トム・セレック〉

シリーズ第1作『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』でインディ役の候補でした。しかし彼はTVドラマ・シリーズ『私立探偵マグナム』の出演を選び、インディ役のオファーを断っています。

後に『インディ・ジョーンズ』シリーズと似たスタイルの映画『ハイ・ロード』に主演しています。


〈クリス・プラット〉

ルーカス・フィルムがディズニーに買収されシリーズの新作製作の噂が流れた時、「新たなインディ役には彼がピッタリ」として、某映画ファンがクリス・プラットがインディに扮したコラージュ画像を作成しインターネットに投稿したところ、世界中で大反響。すると本当にクリス・プラットの主演で『インディ・ジョーンズ』のリブートが企画された事がありました。

しかしルーカス・フィルムのキャスリーン・ケネディが「インディ役はハリソン・フォードしか考えられない」として、リブートではなく続編の企画となった為に、幻のキャスティングとなりました。



『INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY』

2023年 アメリカ

【出演】

ハリソン・フォード

マッツ・ミケルセン

ボイド・ホルブルック

フィービー・ウォーラー=ブリッジ

アントニオ・バンデラス

ショーネットレニー・ウィルソン

トーマス・クレッチマン

トビー・ジョーンズ

ジョン・リス=デイヴィス

【監督】

ジェームズ・マンゴールド

【音楽】

ジョン・ウイリアムス

【製作】

キャスリーン・ケネディ

フランク・マーシャル

サイモン・エマニュエル

【製作総指揮】

ジョージ・ルーカス

スティーブン・スピルバーグ