49年前の今日、1973年7月20日はブルース・リーの命日です。


当時日本ではまだブルース・リー主演のクンフー映画は公開されておらず、レギュラー出演のTVドラマ『グリーン・ホーネット』、ゲスト出演のTVドラマ『バットマン』『鬼警部アイアンサイド』、助演の劇場映画『かわいい女』……等が見られましたが、殆ど無名の存在でした。


しかし同年12月22日、主演映画『燃えよドラゴン』が劇場公開されると大ヒットを記録。それまでの主演映画も次々と劇場公開され、空前の熱狂を生み出しました。


一方、1973年7月20日の新聞のラ・テ欄を見ると…


『太陽にほえろ!「ジーパン刑事登場!」』


ジーパン刑事=松田優作さんが鮮烈の登場を果たしています。


既に『太陽にほえろ!』第35話へのゲスト出演、同年9月1日公開の劇場映画『狼の紋章』の撮影を終えていましたが、人々の記憶に残る「松田優作デビュー」は1973年7月20日なのです。


雑誌のタイトルではありませんが「昭和30~40年代(前後)男」たちにとっての、憧れのスター2人が、この日この様な形で交錯していたのです。



『太陽にほえろ!』

第53話「ジーパン刑事登場!」

1973年7月20日放送 東宝/日本テレビ

【出演】

石原裕次郎

松田優作

露口茂

竜雷太

小野寺昭

下川辰平

関根恵子

青木英美

菅井きん

ひし美ゆり子

【演出】

高瀬昌弘