表向きだけはまっすぐ育っていた自分のココロが歪む様、軋む音がだんだんと大きくなっていく。
心地よい居場所なんかどこにも無い。とっくの昔にこんな人生なんてGAME OVERになって貰って構わないなか時間は平等に過ぎていく。この頃は痛みは時間が解決していくことなぞ知らず後ろ向きに鬱積していく闇の何かと戦っていたような感覚を日々送っていた。

学校外のスポーツだけはそこそこの成績を収めていたものの、学校の成績は惨憺たる状態。もちろんこの時点では学校に対する本心は恨みしかない。どうせ誰も助けやしない。つまらん授業に興味はない。やりたいことを見つけてとことんやっていたい。

自分の方向性が徐々に形成されていくが、そもそも将来なんて要らない。
そう願うようになっていた。

そうして1つの地獄とも言えた小学校を卒業し中学生になった。但しこの小学校からは全生徒同じ行き先で更に他の学校からも混在するのを知ったのは入学する数日前のことであった。