ハンガリーのことわざで、
「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」
「自分の闘う場所を選べ」
の意味ですってね。相場には素晴らしい格言です
振り返るのは早いですが、2016年は精神的に鍛えられた年でした。
ある時点での損益は気にしてませんが、税金での所得のくくりは1月1日~12月31日までなので、年末は利確・損切の相殺を、いつも考えさせられます
このまま年末まで動かなければ、譲渡益/給料/配当金/貸株料の所得税・住民税を1,100万ぐらい払うことになるでしょう。
Taxを扱う仕事をしているので、【高い】と言えない、ツライ立場です
もちろん、収益は今日時点のもの。明日なんて誰にもわからないので、ノンホルになるまで、気を抜いているわけではありません
今年は・・・
米国利上げ後 ⇒ 円安予想だったのに 逆に年初から円高
英国国民投票 ⇒ 残留でユーロ安泰だったのに 離脱で混乱
米国大統領選挙 ⇒ クリントン勝利でヨコヨコ予想から、トランプラリーへ
とまぁ ことごとくアナリストの予想を覆すものでした。
やっぱり株式投資は、ちょっと頭のねじが外れているほうがいいのかもしれませんね(笑)
私も理知的に考え作戦を練りますが、そのとおりにならないことのほうが多い
思い通りにならないことがあらかじめわかっているなら
【自分の想定外のときに何をするかまで考えてエントリーする】
何度も繰り返しますが、私のやっている投資法は、それだけです
思えば、2月には△5,000万を突破し、身震いしたものです。
あの時点で恐怖に怯えてロスカットしていたら、今の収益5,000万に達するまで、差し引き1億円の利確をしないといけないことになります。それってサラリーマンにはハードルが高過ぎますw
大きい金額の含み損を抱えると、絶対にロスカットしたくなります。
2月の暴落は円高・原油安の外部環境によるもので、悪材料ながら勝機が見える内容でした。
苦しくって手放したくなった時、
「みなが投げ売った時が、底だ」と言い聞かせて耐えました
もちろん、もっと下がったら買い増しという感覚でトレード計画を立てていたのですが、やっぱり暴落を目の前にすると、なかなか躊躇します
元々ある程度の底値で買っていたため、結果として引き付けて買い増しする前に回復しました。
※あまりに材料なく過疎り過ぎて動かないと感じた個別株に関しては、同値撤退・ロスカットはセオリーどおり実行しました。
結局、回復を待てたのは、キャッシュポジションという強みが残ってたからに他なりません。
今のポートフォリオも含み益より含み損が大きいですが、一応 シミュレーションの想定内で心配していません。 それよりも最近エントリーポジションを多くとり過ぎなのに注意をしています
【古くは銀相場で買い占めをして破産したハント兄弟
近くでは莫大な資金とノーベル賞学者2人を擁してなおかつ破綻したLTCMファンド
どちらもその敗因はオーバーポジショニングにあった】
エントリーのタイミングを図るセンスを磨くのは難しいが、ポジション調整の能力は努力で何とかできるはず
長く株式投資をするなら、キャッシュ・ポジショニングの重要性を何度も噛みしめないといけません
以上、今回はポジショニングの重要性を説きたかったわけですが、
本当に言いたいことを次にまとめます。
今年 儲けたとかは自慢にならない。
次回は、笑顔も余裕もない状況が来るかもしれない。
それが、投資というもの。
※ 公畜から解放されるため、年末年始は海外に行きます。
気分でブログを不定期更新し、申し訳ありません