ごきげんよう、岸田です。

先日、お伝えしておりました
三陽山長で別注したコインローファーが
ついに完成いたしました!

コインローファーのモデル「弥吉」を基本に
色やディテールなどに
いろいろと注文を施したものです。

ハイ。

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
スムースレザーバージョンの着こなし。
紺ジャケ×白パンに合わせてみました。


岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
スエードバージョンです。


さて、別注のキモはといえば…。

元来、品のいいシックなコーディネートというものは、
全身を2色のみ
コーディネートするのが理想だと思うのです。

ワタクシの場合、
一番よく使う色というのが、青や紺
(皆さんの多くもそうかと…)

イタリアやんちゃMENのコーディネートを見ても
お分かりかと思いますが、
今期流行の紺×白で合わせた場合、
よくありがちな茶色、あるいは黒なんかを持ってくると、
とたんに3色展開になってしまうのです。

2色にするために、白の靴でもいいのですが、
紺の靴が足元もしっかり締まってキマります。

ところが、この紺の靴というのが、
あまり市販されていない。
それも、特にローファーがないのです。
そこで、こちらを作った次第なのです。

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
KISHIDA DAYS 別注「弥吉」
スムースレザーバージョン。
サイズ展開:6~8
価格5万400円/三陽山長


コチラではドーンとズームして見れますよ~)

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
KISHIDA DAYS 別注「弥吉」
スエードバージョン。
サイズ展開:6~8
価格5万400円/三陽山長


コチラではドーンとズームして見れますよ~)

さて、ディテールを見ていきますと、
切り込みのカタチは細長い半円です。
岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
その昔は、この甲の部分の切り込みにコインを入れたりしていましたネ。

コチラではドーンとズームして見れますよ~)

そして、もちろん堅牢なグッドイヤーウェルト製法
岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
さらにはダブルソールですね。
ちなみに、色みはこんな紺です。


コチラではドーンとズームして見れますよ~)

職人の技術が重要で、
ご存知のとおり、
多くの部品と手間がかかる分、
とっても丈夫で長持ちする製法なのですね。
サスガ、品質本意の三陽山長。


さて、この靴のもうひとつのキモが、
靴底にあります。
岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
フツーとちょっと違いますよね。

コチラではドーンとズームして見れますよ~)

ワタクシ、
クソ高い靴もいっぱい持っておりますが、
日々靴を履いていて思うことがあります。

履いていると必然的に底が減ってくるわけですが、
その箇所というのが、
先端とかかとの部分に集中しますよね。

もちろん、減ったら靴裏をすべて張り替えるに
こしたことはないんでしょうが、
先っぽと後端が減っているだけで
全取っ替えするのがもったいない気がするのです。
(大阪出身のシッミタレ根性ですね、
全部張り替えるのはそれこそ“もったいない”…)

そこで、今回の別注は、
こんな時代ということもあり、
コスト面も大いに考慮に入れて、
先端と後端にゴムを付けました。
岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
先っちょはこんな風になっております。

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
かかとにも。

ご覧のように、
前後だけの張り替えがきく
仕様にしました。

なおかつ、
大方の場合、外側に向かって
斜めに擦り減る人が多い。
そんなことも考えて、
ゴムも斜めに

この辺のコスト感覚というのが、
とっても大切なんですよ。
今は、「一番高いものがいい」という時代ではありません。
むしろ、そんな選択肢が
ヤボな時代でもあるのではないでしょうか。


ちなみに、ヒールの内側の角を
斜めにカットしてあるのは、
ジェントルマンズコーナーといいます。

クラシックな靴作りを行なうシューズブランドに
多く用いられる仕様で、
欧米人が靴を履いたまま、
パンツを脱いだりはいたりする場面で、
靴が引っかからないようにする工夫です。

今の時代の細身のパンツには
関係ないのですが、
まあ、シャレでございます。


さて、この別注のコインローファー、
本日より、三陽山長直営オンラインストアで受注受付
(予約受付期間は6月15日(月)~28日(日))
をスタートいたしております。

受注受付締め切りから約3週間後に
商品入荷メールが届けられるそうです。
詳しい購入方法は、三陽山長直営オンラインストアをご覧ください。
(三陽山長直営オンラインストアはコチラ

気になった方は、ぜひ。


というわけで、
素足にローファーは
ちびソックスをお忘れなく
(老婆心ながら…)、の
キ・シ・ダ・イ・ズ・ムでした。


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