ごきげんよう、岸田です。

KISHIDA DAYS会員
ご招待した「厲家菜レイカサイ」。
多数のご応募、ありがとうございました。

六本木ヒルズがオープンした時、
いちばん話題になったレストランでしたね。

ワタクシも久しぶりに遊びに行ってまいりました。

その時、いただいたお料理で、
恋人や奥様(とも限りませんが…)を
お誘いする時のフックになる(?)
そんなメニューを発見したので、ご紹介いたしましょう。

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
本店があるフートンの建築をイメージした入り口。
ご存じの方が多いと思いますが、「厲家菜」は
「ミシュランガイド東京版」で★★を獲得。
今、日本最高峰のチャイニーズと言ってもいいかと。

さて、「厲家菜」は以前にもお伝えした通り、
単なる“中華料理”でなく、
清王朝の西太后が毎日食べていた、
普段の料理(といっても西太后用ですからね)が
味わえるチャイニーズレストラン。
(記事はコチラ

それを忠実に再現(というか、そのまま)しているので、
厲家菜」では、取り箸はありません(直箸ということですね)。
当時、西太后は一人で食事をしていたので取り箸が不要だった、
というわけ。

で、本題。

フックになるメニューその①
蛤と雪蛤ハスモのスープ

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
上品なお味の老鶏のスープ。具材には蛤、豚の挽肉の団子、ハスモ…。

あっさりしたお味と具材のプルプルした食感が楽しいスープ。
そのプルプルしたゼリー状のモノは…
というと「雪蛤(ハスモ)」なる食材。
ワタクシ、支配人の方に…。

ワタクシ「雪蛤…、冬の蛤(ハマグリ)…とかですかね?」

支配人 「いえいえ…違います。きっと驚かれると思いますよ(笑)」

ワタクシ「てことは、貝ではないのですね…」

支配人 「実は蛙の卵膜なんです…」

ワタクシ「…なーるほど、だからプルプルなんですね…。
     そう言われてみるとなんだか懐かしい気も…」

支配人 「コラーゲンが豊富に含まれているので美容にもいいですよ」

とまあ、そんなスープだったのです。
中国では“つばめの巣”と並び、
美容や健康に効くとされ、珍重されている食材なのだとか。
(支配人はこの説明を何百回、いや何千回もしているのでしょうね…)

ちなみに、この蛙は吉林省に生息する「雪蛙」といわれるもの。
泡のようにフワフワしている卵の核部分を取り除き、
キレイに掃除した後に料理で使われている、とのこと。
だから大丈夫なのです(何がやねん)。

さて、お次ぎはデザート。

フックになるメニューその②
三不粘サンプツァン

岸田一郎 のキ・シ・ダ・イ・ズ・ム
写真で見るとパンケーキにも見えますが、それとはちょっと違うのです。

文字通り、三つ(箸、皿、歯)のモノに
付かない(粘らない)デザート。

これまたプルプル、ネバネバしてそうな感じですが、
本当にくっ付かないのです。

コチラ、どうやって作っているかというと、
卵黄に砂糖やトウモロコシの粉等を加え、
油を少しずつ加えて鍋の中で練る、ひたすら練ります。

その回転数、一方向に5、600回転!
(右、左と練ると分離して丸くならないらしいです)

しかも、当時の中国では“黄色”は“皇帝の色”を表し、
一般の人はもとより、宮廷内でも貴重だったとか。

一聞、カンタンそうですが、
コレを作れるのは中国国内でも数店、
日本では「厲家菜」の他に、
あるか、ないか、といったところかと。

そんなわけで、
厲家菜」のフックになる(?)メニューのご紹介でした。

そーいえば、
“ポケチ”にもなる(!?)
便利な“タイ”知ってますか?
(詳しくはコチラ

というわけで、
薬なんかもそーですが
効能を読みながら飲むとより効きそう、
に思うのはワタクシだけ? の
キ・シ・ダ・イ・ズ・ムでした。





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