
クラストで一気に浄化
クラストで治せるのなら、初めからそうしとけばよかったんじゃ。でも、つい最近までアイは変な注射を打たれて再起不能になっていたか。
ドブチリとも今度こそ最後の決戦。又吉とは利害が一致するだけで、それ以上の関係性はないとするドブチリ。それを証明するために

肉体を維持するための薬を捨て去る
又吉はあくまで、自分の目的のためだけにドブチリをよみがえらせたに過ぎないからな。他人を道具としか思っていないがために、最後の局面で裏切られるってのは、堕落した光実を連想させる。ハルサーエイカー2と鎧武って、本当にいろんな要素が似通ってるんだよな。
単独でZOを追跡するハル。両親の形見だという永久機関のおもちゃで説得しようとするも、ZOは超電磁砲でそれを破壊してしまう。やむをえず、ハルはクラストで変身しようとするが

完全には変身できていない
むしろ、こっちの方がハルらしいというか。直後の、完全にハルサーになり切れない半端ものの私でも精一杯生きているってセリフに繋がってくるし。ただ、特撮ものとして見るなら、最後の最後に新ヒーロー登場ってのはかなり熱い展開だから実現してほしかった。鎧武の邪武……あいつはとってつけたような感があるから駄目だ。
ハルの言葉に動揺し、灰間としての人格を取り戻しつつあるZO。結局、メール送信を遅らせたカラクリは分からずじまいだったが、

黄金フードは未完成の状態に細工されていた
このままだと、そのうち自動消滅してしまうという。こんな細工ができるってことは、メールを遅らせたのも灰間の仕業じゃないのか。
メール送信直前になって灰間としての人格を取り戻し、黄金フードが世界中にばらまかれるのは阻止される。そして、又吉、ドブチリも敗北を喫する。科学が偉大だなんやらよりも、それを使う人間の心の方が重要だという結末か。それは、ドブチリが消え去るときのこのセリフに顕れてましたね。

リサイクルされても変わらないものがある、心か。
鎧武と似ている部分があるというのは偶然だとしても、それを差し引いてもなかなかの名作でした。これでテレビ放送は3が製作されないかぎり、完全に終了。エイカーズって劇場版がやるみたいだが、千葉で上映されるのかな。
そして、12日日曜日にハーバーシティ蘇我で行われる日本ローカルヒーロー祭りにハルサーエイカーが出演決定。そのショーのレビューをもって、ハルサーエイカーの記事はひとまず完結ってところだな。