マジムン達に勝負を挑むヤシガニヤシガー。ヤツルギのデバヤシガニはスピード自慢の戦士でしたが、ヤシガーはイカリタートルみたく背中の甲羅の防御力を自慢にしている。しかし、ハブクラーゲンは甲羅の隙間から毒を流し込むという卑劣な攻撃でヤシガーを苦しめる。集団リンチしている場面、浦島太郎に出てくるカメをいじめるクソガキにしか見えなかったぞ。
そこへマブヤーが登場。ヤシガーを助けるが、余計なお世話とばかりに勝負を挑まれてしまう。オニヒトデービルの「なんじゃこりゃー」には吹いた。
少年の姿に戻ったヤシガニヤシガーはオジーと出会う。少年はオジーを町まで案内し、オジーはそのお礼に料理をごちそうする。だが、ヤシガニを食うかと言ったとたん、少年は怒って出て行ってしまう。実は、
ペットとして飼っていたヤシガニを食べられた
という過去を持っていたのだ。なんだ、このドナドナみたいな展開は。
ヤシガニヤシガーをおびき寄せるため、ありったけのヤシガニを乱獲するマジムン。もちろん、ヤシガーがやってきたが、マブヤーもまたその場に駆けつける。そして、弱い者いじめは許さないと、
オジーが参戦。
マジムンたちにとっては軽いトラウマになっているようです。と、いうか、クーパーにのしかかったマヤは弱い者いじめじゃないのか。
その後、マブヤーがオニヒトデービルと戦っている横で、マヤがヤシガニヤシガーを説得する。ヤシガニを食べるのは許さないというヤシガーに対し、
生きている以上、他の生き物の命を食べている
と、とんでもなくいいことを言う。ここ最近のマブヤーはいい話が多い。
一方のマジムンは、
攻撃は最大の防御に非ず、防御こそ最大の防御なり
という意味不明の格言を残し、
マジムングスク(ただの騎馬戦)発動。
しかし、そんなあほ技がマブヤーに通じるはずはなく、
新必殺アララガマキックで蹴散らされる。
これでライダーキックみたいな蹴りを放つんじゃないかとヒヤっとした。
他の生き物の命を奪っていかないと生きてはいけないという、生物の永遠の命題を扱った意欲回でした。ここ最近のマブヤーは全国区よりも数倍教育的だよな。