いま私がメインで担当している仕事は、2020年の東京オリンピックにて使用するアリーナを建設する仕事です。
今後始まるオリンピックへの建築整備計画の先行モデルとなるプロジェクトでもあり、毎日とてもやりがいを感じながら仕事しています。

さて、この工事は今年の2月から着工して以来3ヶ月超ずっと掘削工事をしていたのですがようやく山留め工事に入りました。

今日は山留めについて少し。
平らな所を掘削すると掘った側面が、圧を支えられず掘削した穴の部分になだれ込みます。(砂場での穴掘りを想像するとわかりやすいかもしれません)
掘削部分に基礎杭を正確に打ったり、地下を作ったりしたくてもこれじゃできない!
って事で掘削面の『土をとめる作業』を山留めといいます。

この留め方が色々あって面白いんですよ。

低コストで一般的な、H鋼を地面に打ってH部分に木の板(横矢板)をさしていく工法や
横矢板の代わりに鉄板をさしこんだり、矢板の上からアースアンカーを打ったり、
土の中に直接コンクリートをうったり…

文系社員としては各工法のコストも無視できませんが…

その地質や環境に応じて、自然と戦いながら培ってきた人間の技術力に感激する今日この頃でした。


お粗末さまでした